2022.11.04更新分
■ 業績好調が続く半導体パッケージ関連銘柄に注目
先週末28日、イビデンや新光電気工業など、前日に好決算を発表した半導体パッケージ製造企業の株価が急騰した。
イビデンは、旺盛なデータセンター投資を背景に、電子機器の基板と集積回路(IC)をつなぐ主力製品のICパッケージ基板の好調な供給が続くと見込み、2023年3月期の連結純利益が前期比16%増の480億円になる見通しと発表。予想を60億円引き上げた。円安も利益を押し上げ、営業利益は減益予想から一転、22年3月期に続き過去最高を更新する見込み。同社は回路線幅が非常に狭い高性能半導体のICパッケージ基板に強く、4-9月期はパソコン向けが落ち込んだものの、サーバー用が大きく伸びている。
青木武志社長は半導体市場について「テレワーク需要が一巡するなどパソコン向けはダウンサイクルに入っていると思うが、高速通信規格『5G』が広がってデータ通信量が増えサーバー向けの需要はどんどん増えていく」との見通しを示した。「カーボンニュートラル(の実現)に向け電力消費が大きな古いサーバーを置き換える動きもある」とも述べている。
イビデンをはじめ半導体パッケージ関連企業は、総じて足元で設備投資をかなり活発化しており、中長期的に有望な銘柄群と考えていいものと思われる。
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