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はじめに
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新型コロナウイルスの水際規制が緩和され、爆買いが各地で再び見られた。他方、「外国人」観光客ばかりが注目され、「日本人の」観光客が注目されないのはなぜか。
そもそも、私たちは「欧米にはバカンスという”習慣”があるらしい」と思い込んでいるが、バカンスは習慣ではなく、法律でもあり条約で認められている。
ILO(国際労働機関)は有給の長期休暇を認める条約が存在するが、日本はそれに批准していない。結果、外国人観光客に”依存”する構造がつづく。
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習近平国家主席 ”異例”の3期目へ 「政治より経済」終止符、中国も日本と同様”政治戦”へ
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中国共産党は22日、第20回党大会を開いた。ここで、
「別格の指導者として不動の権力と権威を確立」(1)
として、習近平総書記への忠誠を誓う「二つの確立」を盛り込んだ党規約改正案を承認。また新たな指導部を構成する205人の中央委員を選出した。ここで習氏は中央委員に選ばれ、異例の3期目の続投が確定。
本来ならば、最高指導部は「党大会時に68歳以上なら引退」との慣例があったが、習氏はこれを破り、続投する形に。
習氏が3期目を狙う理由として、父である習仲勲氏を破滅させた鄧小平のへの復讐という説がある(2)。
習近平氏の父・習仲勲は鄧小平により1962年にすべての職を奪われて、16年間も監獄・軟禁・監視生活を強いられた。毛沢東が習仲勲を後継者の一人としたものの、しかし、鄧小平により失脚させられたという。
そのため、習近平氏は、父の仇を討つためにも、中国共産党に何らかの”爪痕”を残さねばならないという。また、アメリカに潰されるわけにはいかないという中国の強い危機感も背景にはある。
また、習近平氏は自分のライバルとなる人物をことごとく失脚、結果、「ロシアにプーチンの代わりは存在しない」ように、習氏の代わりもいなくなった。
目次
・胡錦涛 退席のハプニング
・GDP、習近平「続投決定」後、突如公表
・「政治より経済」終止符、中国も日本と同様”政治戦”へ
・胡錦涛 退席のハプニング
一方、前の主席である胡錦涛氏(79)の当然の退席が、注目を集めた。事件は22日の北京・人民大会堂で行われた、共産党の閉幕式。胡氏は、嫌がる素振りを見せながら、職員に促され、退席させられる。
この背景を、中国人ジャーナリストの周来友氏は、フライデーの取材に対し、
「胡氏と習氏の前に置かれた書類には、違う内容が記されていた可能性があるんです。胡氏の書類には、『共青団』出身で自身と同じ流れをくむ李克強氏や汪洋氏が指導部に残る人事案が記させていたとか。開幕式まで、胡氏の反発を防ぐためです。
しかし実際には李氏や汪氏は退任し、指導部は習氏の側近で固められていました。不満に思った胡氏が、習氏と自分の前に置かれた書類を比較しようとした。止めに入った職員に、退席させられたのかもしれません」(3)
28日付の産経新聞によると、今年の8月に行われた党幹部や胡氏など長老が集まった「北載河会議」では、李氏や汪氏が留任するバランスの取れた人事案が示されていた。
しかし、当日の共産党大会では、事態が急転。李氏や汪氏は自ら身を引いたとされるが(4)、胡氏が知らないうちに人事案が変わっていたようだ。
・GDP、習近平「続投決定」後、突如公表
一方、中国の国家統計局は24日、公表を延期していた2022年7~9月期のGDP(国内総生産)が、物価の変動を除いた実質で前年同期比3.9%増であったと発表。
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