Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2022/11/07 第630号
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今週の目次
○「はじめに」
○「ビジョン・リテイク」
○「雑多なデジタルを取り戻す」
○「「ファスト教養」にいかに抗うのか その2」
○「おわりに」
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○「はじめに」
ニュースレターサービスであるSubstackが新しい機能をリリースしました。チャット機能です。
◇Introducing Substack Chat - On Substack
https://on.substack.com/p/chat
現状はSubstackのiOSアプリだけで使える機能で、その中身は何の変哲もないチャットです。
もともとSubstackには「Thread」を作れる機能があり、それが掲示板代わりに使われていました。今回のチャット機能はその部分を独立して「あたかもチャットであるかのように」使えるものとしてリリースしたという感じでしょう。
Substackというサービスは、ニュースレター配信を一つの鍵としたコミュニティー育成を目的としていることもあり、このチャット機能はその方向性に合致しているとは言えます。
とは言え、このタイミングで──特に目新しくはない──新機能をリリースしてくるのは、不穏な空気が流れつつあるTwitterの状況を考慮してなのでしょう。
今現在Twitterを使っている人は、Facebookがあまり気に入らないからそうしている可能性は高く、そうなるとTwitterからの逃避先はマストドンなどになりそうですが、それとは別の選択肢を示し、ついでにニュースレターサービスのシェアを獲得しよう、という意図が感じられます(悪いことではありません)。
Twitterが提供しているRevueというニュースレターサービスもどうやら閉鎖される方向で検討されているらしく、今後ますますSubstackの存在感が高まってくることでしょう。
〜〜〜Re-by-b月間、再び〜〜〜
9月、10月と本を買いすぎてしまったので、11月は再びRe-by-b月間とする予定です。
「Read the book you bought」の略でRe-by-b。リバイブと読んでください。
新しい本を買うのを、なるべく > できるだけ > 可能であれば控えて、すでに買ってある本をどんどん読んでいこう、という月間です。
もちろん一ヶ月本を買い控えたところで、積ん読マウンテン(というかもはやチョモランマという感じですが)を崩すことはできません。しかし、すべて崩せないならやる価値はない、と考えるのは早計でしょう。
一ヶ月だけでも「歩く速度を遅くする」価値はあると思います。実際、前回やったときも、なかなか満足度の高い一ヶ月となりました。
とは言え、まったく本を買わないというのも現実的ではないので、「どうしても」という本だけは自分に許可しようと思います。
・『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版 (ちくま文庫, よ-31-2)』
・『「社会正義」はいつも正しい: 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』
・『香山哲のプロジェクト発酵記』
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