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元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」
Vol.148
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/ 2022年11月8日発行 /
◎目次
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ニュース解説
米国中間選挙直前予想と今後の政治への影響について
・読者からのご質問の受付について
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米国中間選挙直前予想と今後の政治への影響について
11/8に米国中間選挙が行われる。
中間選挙は現職大統領の前半2年間の通信簿であると同時に、2年後の大統領選挙を占う材料ともなる。
米国では長引くインフレの影響で、バイデン大統領への風当たりは強く、支持率も40%程度と低迷している。
もともと中間選挙は現職大統領を出している政党(与党)に厳しい結果が出ることが多いのだが、バイデン大統領の不人気やインフレの長期化による国民の景気に対しての不満が、与党である民主党により厳しい風を吹かせている。
6/24に米国最高裁が女性の人工妊娠中絶権を認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を示したことで、民主党には一時的に風が吹いたかに見えたが、夏場以降も高いインフレが続いたことによって、現状は最高裁の判断以前の状況に戻ってしまったと言われている。
◆ 下院は余程のことがない限り共和党の過半数は動かない
下院については、中間選挙で全ての議席(435議席)が改選される。
現状では下院の議席数は、民主党221議席、共和党212議席(欠員2議席)となっている。
1946年以降の与党の議席の増減を見ると、19回の中間選挙が行われている中で、下院で与党が議席を増やしているのは2回だけとなっている。(クリントン大統領時代の1998年に+5議席、ブッシュJr.時代の2002年に+8議席、ちなみにクリントン大統領の1998年年初の支持率は59%、ブッシュJr.大統領の2002年年初の支持率は84%であった)
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