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なおもEUV関連は中長期的な有望株~蘭ASMLの3Q受注額は過去最高

田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
2022.11.11更新分 ■ なおもEUV関連は中長期的な有望株~蘭ASMLの3Q受注額は過去最高  オランダの半導体製造装置大手ASMLが19日2022.11.11更新分発表した2022年7~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比10%増の57億7800万ユーロ(約8400億円)。受注額が89億2000万ユーロと四半期ベースで過去最高水準に達するなど、生産能力を超えた半導体需要が続いている。1―9月累計の売上高は147億ユーロで、4Qは61億~66億ユーロと予測されることから、22年12月通期の売上高は前期比13%増の211億ユーロ程度に達すると見られている。 EUV(極端紫外線)露光装置の出荷が会社予想よりも早く進んだため、収益認識も会社予想よりも早く進んだことが業績に寄与。また、サービス売上高(保守サービスとソフトウェア等のアップグレードなど)が15.24億ユーロ(同34.9%増)と好調だった。 一世代前のArF(アルゴンフッ素)液浸露光装置やKrF(クリプトンフッ素)露光装置を使うロジック半導体の設計増加で、EUV露光装置以外の旧世代の露光装置の需要も増えている。ちなみに、EUV露光装置のユーザー最大手である台湾のTSMCが10月13日に発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比80%増と、2年ぶりの大幅増益を確保。世界の半導体市場が減速する中でもデータセンターやEV向けの先端製品が好調だった。   もちろん、EUV露光装置を使用する際に必要となる様々な部材を提供する国内企業にも、その恩恵は及び続ける。もちろん、東京エレクトロンやレーザーテック、アドバンテストなどがお馴染みだが、他に関連する企業の代表格として以下の銘柄にも注目しておきたい。

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