今年の春、ロシアがウクライナに侵攻してからしばらくしてのことですが、
中国政府が、唐突に「上海をロックダウンした」ことがありました。
以下の記事で私なりに推測する理由を書いています。
◎ 中国のロックダウンは「第三次世界大戦の延長」かと。
目的は「西側の食糧、エネルギー供給と流通システムの混乱による経済の崩壊」
2022年4月18日
https://indeep.jp/china-is-deepening-the-war/
この頃からの中国の経済の原則や、あるいは不動産状況の悪化は、
もう明らかだったんですけれど、私自身は、
「中国はゼロコロナ対策をやめないだろうな」
と思っていました。
自国をロックダウンするだけで、
西側の経済とエネルギーに、打撃を与えられるのなら、
こんなに手軽な戦争はないと。
昨日、中国政府が「ゼロコロナ政策を堅持する」と発表したことを、
ロイターが報じていました。
https://nofia.net/?p=8096
しかし同時に、
「続けていたら、自ら(中国)もだめになっちゃうだろ」
ということも考えます。
ゼロコロナ政策なんてものを永劫に続けていれば、
中国の経済は(西側ほどではないにしても)落ち続けます。
この点は疑問だったのですが、夏くらいから、
「もう中国は、経済発展とかはどうでもよくなっているのでは」
と思い始めまして、そして、
「数十年前の共産党国家としての中国に戻ろうとしているのでは」
とも思い始めていました。
国家主席の言葉のふしぶしにそれを感じていました。
そうしましたら、最近次々と、それを伺わせる報道や発言が出ています。
特に、最近のブルームバーグの報道は、
それをストレートに表現するものでした。
(報道) 中国、経済発展と改革開放の優先度を引き下げ (日本語)
https://bit.ly/3tjzkyj
> 中国は立法における経済発展と改革開放の優先度を引き下げようとしているもようだ。
> 共産党の習近平総書記への権力集中が進む中で、中国政府が成長より、
> 安全保障やイデオロギーを一段と重視するとの懸念が強まっている。
>
> ……改正案は、「中国の特色ある社会主義法治体制を発展させる」ため、
> 「共産党指導部に厳格に従い、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、
> 鄧小平理論」などと共に
> 「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想の導きを順守すべきだ」としている。
昨年から、あるいはこの数年あたりの中国政府は、
・富裕層への冷遇
・セレブ、著名人への冷遇
・インテリや知識階級の増加の阻止
などの姿勢を見せていました。
富裕層への冷遇は今も続いていますが、
セレブへの冷遇もさらに激しくなっています。
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