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Crazy Culture Guide Vol.324 『未来惑星ザルドス』を映画館で観て色々考えた、の巻

高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド!
これまでソフトで観たとき、ぼくはこのシーンを漫然と観ていたというか (そういうことはよくあります)、その意味合いをあまり深く考えていな かったのですが(それもよくあります)、今回映画館で観て改めてその意 味に気づいて愕然としました。って、本当に今こうやって書いてても周回 遅れ過ぎてお恥ずかしい限りなんですが、永遠の生命を持つ「エターナル ズ」が暮らす偽りの楽園「ボルテックス」に終わりをもたらすために創造 されたゼッドが、スクリーンから観客席に銃を向けて引き金を引くという ことはつまり、我々もまたエターナルズと同じ文化的頽廃と無気力のただ 中にある生きた死人のようなものではないかと、少なくとも精神がそのよ うな惰眠状態にあるということを示していると同時に、『未来惑星ザルド ス』そのものが、そういう緩慢な精神性に向けた覚醒の一撃であるという ことを示しているんだと、やっと気づきました。

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