INSTITUTE OF SUCCESS TECHNOLOGY JAPAN 第725 NOV 20 2022発行
“明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ!”
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明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ! マハトマ・ガンジー
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⇒ 「真の近現代史観」懸賞論文
第十五回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞 500万円
ジャーナリスト・自衛官守る会 会長 小笠原理恵
「隣国・ロシア」という憂い~ウクライナの惨状は明日の日本
2月24日にロシアの軍事侵攻が始まり、ウクライナで多くの命が失われている。
民間人がブチヤで虐殺され、更には国連との停戦協定による民間人避難のための人道回廊すらロシアは攻撃している。無差別な殺戮は国際法違反だ。
侵略はなんの前触れもなく突然やってくる。
たとえ国連や国際法規があっても、侵略国家にルールは意味をなさない。
そして悲鳴をあげて苦しむのは、毎日を平和に家族と暮らしていただけの無力な市民だ。
女性や子供でも彼らはお構い無しだ。
私たち日本人をそんな悲惨な目にあわせないでほしいと切に願う。
ウクライナ紛争は対岸の火事ではない。日本にも起こりえることだと知らなくてはならない。
ウクライナと日本には共通点がある。
日本人は、GHQから押し付けられた日本国憲法前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」とある通り、日本国政府が戦争を始めなければ戦争は起きないと教育されてきた。
さらに、日米同盟・日米安保があり、いざとなったら必ず米国が助けに来るという妄想に縋(すが)ってきた。
だから、自衛隊は最低限の防衛力で十分だと政府も国民も考えている。本当にそうだろうか?
他国との安全保障や同盟に頼り、国連中心主義に基づき、外国からの軍事侵攻など起きないと考えている。
そんな妄想を信じ続けていいのだろうか?
ウクライナから学ばなくてはならない教訓がある。
「安全保障条約から成り立つ安全神話の崩壊」
1991年にソビエト連邦が崩壊し、独立した直後のウクライナは1240発の核弾頭、176発の大陸弾道ミサイル(ICBM)を保有する世界第3位の軍事大国であった。
しかし、それらの核兵器を放棄することを条件に、米国、イギリス、ロシアが、ウクライナの安全保障を約束する政治協定書「ブダペスト覚書」を1994年に締結した。
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