メールマガジン・まぐまぐ153号
前回のメルマガで、犬のサインというものがどのように細かく変化するのかを学んだ方は多いと思います。
犬たちは言葉を持っていないので人間が理解してあげないといけないんです。
生まれたばかりの赤ん坊と同じです。
ちゃんと表情をみて、何を求めているのか、痛いのか、痒いのか・・・
犬は何を訴えているのか、遊んでいるのか、それとも喧嘩をしようとしているのか・・・
これらを全く知らなくても、犬は簡単に飼うことができます。
そして、犬の問題行動に対面すると、人はみんなこういいます。
「いきなり噛んできた」「突然襲ってきた」と。
勝手な思い込みで、どれほどの犬たちが加害者となり、噛みつき犬と言われ、狂暴な犬、馬鹿犬呼ばわりされているか・・・。
人間(自分)の無知を棚に上げ、犬のせいにする。だから、犬を「治そう」とする。
それらが「犬のトレーニング」と呼ばれています。
問題は人が犬を知らないこと、分っていないこと、理解していないことにあるのです。
私がメールのセッションで行っていることは、『犬』を治すのではなく、
飼い主さんに「犬」を理解してもらうための指導をしているのです。
メールセッションで結果的に犬が改善したかのように思うのも、皆さんの勝手ですが安心はしないこと。
問題は人の「運転技術」によって出てきます。
「完治」だと思わないで頂きたい。病気ではありませんのでね。
↑に書きましたが、まず根本的に、犬を飼っている人も、犬を飼っていない人はなおさらですが、
「犬のトレーニング」について全く理解しておりません。
オビディエンス(服従訓練)、アジリティー(競技)、警察犬訓練、しつけ教室、さまざまな呼び方がありますが、
これらの違いが分かっておられる方がどれくらいいらっしゃるでしょうか?
月例のアカデミーではよく話をしていますが、前回のアカデミーの話を紹介しつつ、今月号では
『犬』に学習させ、「飼い犬」にするために重要なことを書いていきます。
それは訓練でも、躾けでも、競技でもありません。
「家庭内教育」なのです。
まず、こちらをご覧ください。これはアカデミーでも紹介した動画です。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)