いつものように市況を展望します。
まず「過去1ヶ月間の日経平均株価の推移」
からみていきます。
(執筆日時:11月15日 19時)
[1] 過去1ヵ月の日経平均株価を振り返ります
日経平均株価は、前回このメルマガを配信した
10月13日に「26,237円」の安値を付け、そこから
は上昇基調が続いて現在に至っています。
その中でも、最も重要なことは、11月11日(金)
に株価が急騰して、今年8月17日以来の「右肩
下がりの上値抵抗線」を上に抜けたことです。
このように「上値抵抗線」を上に抜けたのは、
11月10日にアメリカで消費者物価指数が発表に
なり、物価上昇の伸び率が鈍化したことから、
インフレ懸念が沈静化し、FRBの利上げの
ペースが鈍化するだろうという市場の詠みが
先行して、NYダウが前日比で1,200ドルを超える
大幅高になったことが主因になっています。
NYダウも、この上昇により、今年の1月5日
に史上最高値を付けて以来10ヵ月間、右肩下がり
だったトレンドが切り替わった可能性があります。
ですから、目先のところでは、日経平均株価は
高値を模索する展開になる可能性があると考え
られます。
[2] 高値圏であることに変わりはない
さりとて、日経平均株価の水準が高値圏である
ことに変わりはないので注意が必要です。
日本を除く世界の主要国は、かなり大幅な
利上げをしてきていますので、2023年が世界
的な景気後退期に陥ることは、ほぼ確実な情勢
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