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日刊 大石英司の代替空港

日刊 大石英司の代替空港
日刊 大石英司の代替空港 ▲▽陸自は変われるのか?▽▲  今日も膨大なニュース量ですorz。 ※ 自衛隊の人員増は幻 https://japan-indepth.jp/?p=71098 *大変革の陸上自衛隊 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BD39WG31?qu=  上の清谷さんの記事は長いですからね! 先月末に軍研から「大変革の陸上自 衛隊」という分厚い本が出ました。これはここしばらく雑誌「軍事研究」に掲載 された、陸自の戦略や組織他の変化に関する記事を纏めたものです。  ただ、結論から言えば、いくら予算が増えようが、陸自は絶対に変わりませ ん! 陸自は、頑なに、国防より組織防衛を優先する組織です。虐めもパワハラ も絶対になくならない。彼らが一生懸命励むのは、それらの隠蔽でしかない。そ こは空海も同じだけど。  空自は、戦闘機を飛ばすか飛ばさないかの話だから、変化するにも出来ること は限られる。海自は長らく第7艦隊の護衛役だったけれど、米海軍の投射能力が 低下する中、変化へ向けて徐々に動いている。潜水艦の20隻体制とか、早くに動 いたのも正しかった。もう少し小さい潜水艦ももってくれ。原潜導入のハードル もあるけれど。  ただ、陸自に関して言えば、絶対変わらないですよ!w。ロシアの駄目駄目ぷ りが明らかになって来て、われわれは、あの、自動車化狙撃師団に怯えたソヴィ エト軍の本当の能力はこの程度だったのか! とある意味拍子抜けしているわけ ですが、では翻って本邦陸自はどうか? ぶっちゃけ、露軍並です。ひょっとし たらロシア軍より酷いかも知れない。  陸自自体、露軍や解放軍が、日本本土に上陸してくるなんて実は露ほども考え ていない。事実としてのその可能性は限りなく低い。せいぜい南西諸島での島の 奪い合い。そのための水機団は用意した。あとは、台湾有事があるかも知れない けれど、まあうちの出番はない。そういうぬるま湯の中で、組織が変わるわけが ないでしょう。変化しなければならない動機が無いんだから。  変わろうとするモチベもインセンティブもない。この30年、ドツボに陥って衰 退した日本のメーカーさんと全く同じ構造です。メーカーの場合は、株主が存在 するから、会社が傾けば経営陣は首だし、会社ごとのファンドへの売却もある。 でも軍隊は戦争でしか変化できない。ボロ負けすることでしか。  露軍に次いで世界で最も駄目な陸軍は、本邦陸自であると私は自信を持って断 言できます。 ※ 射程距離3000kmのミサイルを搭載予定!? 日本がいま「実験潜水艦」を作ろ うとしている理由 https://news.livedoor.com/article/detail/23206852/  これは小峯@PBさんの記事だけど、全部固有名詞が入っているでしょう。この 人は世間ではちゃらんぽらんなイメージがある人だけど、この仕事はきっちりや っていて、週刊誌という、締め切りがタイトな編集なのに、どこぞのデイリー新 潮みたいに、架空の軍事専門家を登場させて炬燵記事をでっちあげたりはしないんです。

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  • 作家・大石英司が日々の出来事に関して alternative な視点を提供するマガジンです。政治経済軍事からヲタ他の柔らかい話題まで扱っています。 原則として、毎日発行です(今は月2回、日曜のお休みを貰っています)。契約上は、土日祝日及び、日本の労働習慣に照らして妥当と思われる日数の定休日を頂戴することを明言しております。 システム上、「不定期発行」となっていますが、設定を「不定期発行」にしないと、土日のお休みや、発行者の病気等によって、突然休んだ場合に、システムが事故発生中と判断して、最悪の場合、発行できなくなる恐れがあるからです。
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