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「死刑のハンコ」大臣と「死刑立ち会い」大臣の大きな差

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2022.11.17                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------   「死刑のハンコ」大臣と「死刑立ち会い」大臣の大きな差        ---------------------------------------------------------------------- 正直なのか馬鹿なのか、よくもまあアケスケに言ったものである。 「外務省と法務省は票とお金に縁がない。外務副大臣になっても、全然お金が もうからない。法務大臣になっても、お金は集まらない」 11月9日夜、外務副大臣・武井俊輔氏の政治資金パーティーでスピーチした法 務大臣、葉梨康弘氏。あえて斟酌すれば、外務副大臣の武井氏も自分も、重要 ポストに就いたが、産業界との繋がりが深い他省庁のトップと違って献金の恩 恵を受けにくいのだと言い、それなのにわざわざ資金を提供するためにパーテ ィーにやってきた奇特な参加者に、葉梨流の自虐的な言い回しで感謝の念を伝 えたつもりであろう。 だが、これも裏を返せば、葉梨氏の政治の主眼がカネや票にあるという本音を 語っているにすぎない。衆議院議員の娘と結婚し、地盤、看板、カバンをそっ くり受け継いだ葉梨氏は、どうやらそのありがたい身分を保持することが、な により大事なようである。 まさに、「政治はカネ」の染みついた由緒正しき自民党議員といえるのだが、

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