「らしさからの解放」口では言うけど。脱コルセット運動のススメ

皆さんは「脱コルセット運動」を知っているでしょうか？ 女性を「らしさ」で縛る、化粧や長い髪、コンタクトなどから解放されようという「女性らしさからの解放」運動です。 2019年あたりに韓国を中心に広がった運動です。韓国ではこの「脱コルセット運動」は、社会に大きな影響を与えました。 略して「脱コル（ダッコル）」 Instagramで「脱コルセット運動」とハッシュタグで検索してもなかなかヒットしませんが、ハングルで脱コルセット運動とハッシュタグで検索すると出てくるわ出てくるわの大ヒット。 韓国のニュースキャスターがコンタクトではなく眼鏡でテレビに出演したり、プラスサイズモデルから「女性は細くなければならない」という社会が決めた美の基準を満たすために、自分らしさを封じるのはやめようといった発信が相次ぎました。 韓国は「美容大国」と言われるほど、コスメが安く種類も豊富で、韓国に行くとワクワクします。それと同時に整形技術も高く、そして日本より安いので、わざわざ韓国に行って整形する日本人も多くいます。 韓国の女優さんを見てもほとんどが髪が長く陶器のような肌をしています。 それは韓国だけのことではなく、日本も同様です。 眼鏡をかけたニュースキャスターはまず見あたらないし、たいがい女優さんやモデルは髪の毛が長く、シミ一つないつるつるの肌。そして痩せている。 でも、いざ自分の顔を見てみると長年の市民運動で着々と増やしていったシミそばかすに、体重は年々過去最高記録を更新するのに頬はこけていくばかりでがっくりするわけです。