第720回 ポーランドに着弾したミサイル、コロナの第8波を主導するのはどんな変異株か?プレヤーレンが警告するコロナの新たなパンデミック
▼今回の記事
まず本題に入る前に、ポーランドに着弾したミサイルの事件について簡単に書く。日本では報道されていない情報も多い。
次にメインテーマとして、いま始まろうとしているコロナの第8波について伝える。第8波を主導しているのは単一の変異株ではななく、複数の変異種が同時に流行するという状態になっている。これを詳しく伝える。
最後に、スイスのビリー・マイヤーがコンタクトしているプレヤーレンのコロナの新たなパンデミックの警告を紹介する。
▼ポーランド、ミサイル着弾の背景
今回は本題を書く前に、ポーランドに着弾したミサイルと、その背景について簡単に書くことにする。近いうちに独立した記事で取り上げるつもりだ。
日本時間の15日夜遅く、ウクライナとの国境に近い人口450人の村にロシア製のミサイルが落下し、2人が死亡した。一時はこれがロシアの意図的な攻撃であったことが証明された場合、NATO第5条に基づく集団安全保障条項の発動によって、NATOがウクライナでロシアとの戦争になるのではないかと懸念された。
しかしこのミサイルが、ロシア軍の発射したミサイルを迎撃するために、ウクライナが発射したロシア製の「S-300」であったことがほぼ判明し、緊張は沈静化した。これはウクライナ軍が発射したもので、ロシア軍ではなかった。
●この事件が起こったタイミング
しかしこの事件が起こったタイミングを見ると、興味深いことが分かる。動画でも述べたが、ウクライナとロシアとの和平に向けた政治交渉を始めるように、欧米からのウクライナへの圧力は強まっているようなのだ。英大手紙の「デイリーメール」などのメディアは、「モスクワの国際関係研究所」の元教授であるヴァレリー・ソロヴェイの話しとして、ロシア軍がケルソンを制圧できなくなったため、西側がプーチン大統領に「降伏条件」を提示したという情報を伝えた。
クレムリンとつながりがあるというソロヴェイによると、降伏条件は次のようなものだ。
・ロシアはクリミアを除くウクライナの全領土を放棄し、2029年までその地位が再び議論されることのない非武装地帯とする。
・ベラルーシ、ロシア、ウクライナの国境に約100kmの非武装地帯を設け、そこに重火器を置くことを禁止する。
・ロシアはトランスニストリア(モルドバ)の軍事駐留を放棄しなければならない。
・ウクライナは少なくとも7年間はNATOに加盟しないことを約束しなければならない。
・プーチンとその政権は、刑事告発を免れ、権力の座に留まることが許される。
内容を見ると、ロシアにも安全保障上の保証を与え、プーチン政権の存続は約束しているものの、おおよそロシアが受け入れ可能な条件ではないことは明らかだ。またウクライナのゼレンスキー大統領は、「プーチン政権とは交渉はしない」と明言しているので、ウクライナもこれを受け入れるとは思えない。
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