第165回 挑戦の結果は「成功」か「失敗」ではありません。その2(1973年~)
前回の内容に書きもらしがありましたので,補足します。
2番目の成功は1978年,東大一次試験の合格発表です。
勉強にまるで手ごたえが感じられず,
「どうせどこ受けても落ちるから東大一本で!」
と受けた東大理科1類一次試験の合格者発表掲示板に私の名前があったんです。
(カタカナで書かれていたと思います。)
「うれしい」より「ぼうぜん」としてしまいました。(中くらいの成功)
今,調べてわかったことですが,この年の理科1類,募集定員1108人,一次試験受験者2915人,一次試験合格者2771人,不合格者144人とありました。
「理科1類,一次試験は全員合格なんだろうな。」
とずっと思っていました。
私の下に少なくとも144人もいたなんて今更ながらびっくりです。
3番目の成功は1979年,早稲田大学第一文学部の合格発表でした。
心の底からほっとしました。(大きな成功)
「やっと前に進める!」
1973年から6年間(2000日!),一日に何度も挑戦し続け,失敗し続け,成功したのはこのたった3回だけです。
失敗は貯金ともいえます。
失敗預金が満期になると成功がやって来ます。
大学1年生の頃から塾講師,家庭教師センタ-の面接を受け続けましたが,連戦連敗。
子どもにも教育にもまるで興味がなく,時給の高さだけにひかれて応募したことを見抜かれていたのかもしれません。
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