インフレはなぜ続くのか?
おはようございます。
近所のガソリンスタンドが洗車機を200円値上げした、という話をしました。結果、お客さんが減り稼働はがた減り、店長は私に向かい「赤字だ、赤字だ」と悲痛な訴えを言っていたのですが、少し客足が戻り「黒字がすごいことになっている」と今度は騒ぎ始めたのです(笑)。このことは、たった200円ですが、客足を減らして単価を上げれば黒字になるということです。300円→500円と値上げですが、客が減
ることをあまりにも日本の企業は怖がりすぎ、ということを示唆しているのではないのか、と思います。角野、おめぇは仕事増やし過ぎなんだよ、とブゥ垂れる私の周囲。何言っているんだよ、貴様ら、この間まで仕事がねぇーとほざいていたくせに、とドS砲がさく裂した私でした(笑)。ま、私の文句たれはコイツらの所為なのかと、いけないことですが、思う瞬間でした。
■インフレはなぜ続くのか?
以前にもお話をしたように、アメリカは単にインフレを輸出しただけの話なのです。理由は、たとえば日本や欧州はドル高にした結果、円安、ユーロ安になって物価が上昇するのがロジックだからです。しかし、日本はインフレにはならない、というのは後述します。
要は、今回は欧州で天然ガスが上昇したのがアメリカに波及したのは、高い欧州で天然ガスを調達せずに安いアメリカで仕入れすればいいだけの話になります。そのアメリカも需給は緩和気味なのに、欧州勢が購入するので、価格が欧州並みになってしまうのです。これが商品市況の根本です。実際は、天然ガスというのは原油と違い非常に転売をしにくい商品ですのでできないのですが、ロジックはこうなります。
ゆえに、アメリカのインフレが収まり、エネルギーや穀物、そのほかの原料素材が下がれば、高い地域からより安い原料素材を求めて価格が上昇してくる、というだけの話です。つまり今、下がってもまた上がるよ、ということです。
じゃ、本当の原因は何なのか? という話になります。
たとえば2年前に日本でマスクが高騰しました。50枚で5000円で、今の1枚10円程度のマスクが10倍もの価格になっていたのです。そのときに全体の物価はどうか、といえばデフレ、つまり全体の物価は下がっているのです。
単価が違いますが、マスクもエネルギー、ガソリンや灯油、電気というのは生活必需品です。国民全員が使うものが、高騰したら通常、物価は上昇するでしょう。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)