2022.11.18更新分
■ 上方修正相次ぐ!エレクトロニクス商社に注目 いずれも低PERで高配当利回り
23年3月期2Qの決算発表時点で通期業績予想を上方修正した企業は少なくない。なかでも、特に目を惹くのは、一つに「エレクトロニクス商社」に分類できる企業が軒並み大幅な上方修正を発表していることである。例えば、独立系半導体商社大手のリョーサンは、2Qの営利業利益予想を従来予想の2.7倍に引き上げ、通期予想も85.7%上方修正した。
どうやら、今足元で半導体商社や総合エレクトロニクス商社に求められる役割が拡大し、引き合いが目に見えて増えている模様である。それは、このところ半導体や電子部品の高度化・複雑化のスピードが急速に進んでいることに原因がありそう。
ここで、エレクトロニクス商社に求められる役割をあらためて整理、理解しておくと…。商社は、主要な顧客である電機メーカーが抱える以下の4つの悩みを解消することに役立っている。「業務負担(部品・取引件数の多さ)の悩み」、「納品管理の悩み」、「海外生産シフトに伴う部品調達の悩み」、「技術(部品の高度化・複雑化)の悩み」
そんなエレクトロニクス商社について、以下に上方修正率が大きかった順に見ておきたい。
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