日本人の「平均寿命」は、男性81歳、女性87歳ですが、「健康寿命」は男性72歳、女性74歳です。
誰もが死ぬ直前までずっと健康でいられるわけではないのです。
老後に到れば、いずれかの時点で、介助や介護が必要になる時がくるでしょう。
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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる
第21回
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現役世代の9割が、老後に介護が必要になっても介護施設に入れない! 待っているのは格安・無届け介護施設での虐待地獄!
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みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回のテーマは、「介護が必要になっても介護施設に入れない日本人老後の危機的状況!」というテーマでお届けしたいと思います。
ところで、「平均寿命」とは異なる概念の「健康寿命」という言葉をご存じでしょうか。
「健康寿命」とは、WHO(世界保健機関)の定義では、「平均寿命」から疾病、衰弱、認知症などの要支援や要介護を必要とする「健康でない状態」の期間を差し引いたものになります。
たとえば、日本人の「平均寿命」は、男性81歳、女性87歳ですが、「健康寿命」は男性72歳、女性74歳です。
誰もが死ぬ直前までずっと健康でいられるわけではないのです。
老後に到れば、いずれかの時点で、介助や介護が必要になる時がくるでしょう。
それが、同年代の約半数の人が、疾病などで何らかの障害を抱えることになる「健康寿命」という年齢なのです。
65歳以上高齢者の数は、今のところ年々増え続けています。
2022年時点で、3627万人となり(人口比29・1%)、前年比で6万人増加しました。
70歳以上の高齢者の数も、このうち2872万人となり(人口比23・0%)、前年比で39万人増加しています。
医療費約44兆円のうち、半分が65歳以上高齢者の支出で占められ、このまま放っておくと、毎年1兆円が増え続ける見込みです。
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老後の安心・安全もすべてが「カネ次第」という現実!
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前前々回の記事(第19回・11月7日号「現役サラリーマンの9割が貧困老後に陥る!」)でもふれましたが、今後は医療費負担の増加、年金支給額の圧縮や年金受給開始年齢の繰り延べなどが次々と見込まれることにもなるでしょう。
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次回は、 「製薬メーカーの闇! コロナだけでない病気の基準値を変えて儲ける製薬メーカーのあざとい欺瞞的商法!」 というテーマでお届けしたいと思います。
医者の言うことを聞いていれば安心──と思っていたら、とんでもない金儲けの構図にはめ込まれていた患者たちの阿鼻叫喚──について、ご実際のところを紹介したいと思います。
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