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日刊 大石英司の代替空港

日刊 大石英司の代替空港
日刊 大石英司の代替空港 ▲▽番狂わせ▽▲ ※ 学園祭  水曜祝日、朝からざんざ降りの雨。寒い。12月下旬並み。ザックにレインカ バーを掛け、雨合羽を羽織り、山用の靴を履いて電車に乗る。所が、乗換駅でま ごつく。これまで一度も降りたことの無い駅。てっきり改札を出たら地下に降り るだけだろうと思ったら、街中を歩く必要があるらしい。所が案内表示が全くな くて(駅を出ろという看板が一枚だけ)、駅を出てどちらへ行けば良いのか解ら ずに右往左往。  Google mapを表示させてみても、全く解らない。帰宅後再確認したら、地図の 縮尺を上げると、地下鉄駅の名前すら出て来ないことが解る。  目的地で降りたら降りたで、地上に出ても何しろ酷い雨なので、東西南北が全 く解らないorz。やむなく富士山アプリを起動して方位を確定して歩く。  大層ご立派な大学の入り口で、入場券代わりのQRコードを見せる。ちなみに長 男の大学の学園祭入場券は外れ。ついに4年間、学園祭に赴くことは叶わなかっ た。1年は台風で中止。2、3年はコロナで中止。そして今年は抽選。保護者枠す ら用意しないふざけた話。  QRコードはただ肉眼で見るだけ。さらに身分証明書の提示を求められる(全 員)。それにいったいどんな合理性があるのだ? 女子学生さん……。身分証明 を求めたからと言って、ダフ屋行為は防げないぞ。無敵人間の侵入も。  続いて、QRコードの発行氏名を確認。発行は女房の名前になっているので、 「先に入っています」と応じる。  ここでようやくQRコードをスキャナーで読み取るものの、その女学生さんはど うすべきか解らなかったらしく、隣の男子学生に聞いている。私はブチ切れる寸 前……。「次からはご一緒にお願いします」。次っていつのことよ。今日は最終 日ではないのか?  そもそも家族単位で発行したものが、全員一緒に出入りできるとでも思ってい るのか?  学生さん、貴方たちはこんなにも偏差値の高い大学に入りながら、こんな状況 すら想定せずに、自己決定権すら持っていないのか……。  心底呆れる。  こんな連中が、ただ有名大学に入ったという看板だけで、一流企業とやらに顔 パス同然で入って社会や企業を回すのか?……。そら日本が没落するわけだ。  その場で懇々と説教してやりたい気持ちを抑えて構内に。何しろ雨が激しいの で、あれこれ楽しむ気分になれない。休憩所になっている地階の学食に入ってお 茶し、次男のサークルを覗き、お琴の生演奏付きのお茶を飲んで2時間ほどで引 き揚げる。  私は、普段は地元音大のイベントばかり覗いているので、こっちは、音楽だけ なわけです。学食では一日中ジャズを生演奏しているし(聴きながら仕事したw)、 フィナーレは外人指揮者を招いてのフルオケ演奏会だし。それと比較すると、 ちょっと意識高い系な高校の文化祭と同じですね。  レベルとしては、ぶっちゃけ、あんたたち、付属校時代の方が濃密な文化祭や っていたよね? という感じだった。

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  • 作家・大石英司が日々の出来事に関して alternative な視点を提供するマガジンです。政治経済軍事からヲタ他の柔らかい話題まで扱っています。 原則として、毎日発行です(今は月2回、日曜のお休みを貰っています)。契約上は、土日祝日及び、日本の労働習慣に照らして妥当と思われる日数の定休日を頂戴することを明言しております。 システム上、「不定期発行」となっていますが、設定を「不定期発行」にしないと、土日のお休みや、発行者の病気等によって、突然休んだ場合に、システムが事故発生中と判断して、最悪の場合、発行できなくなる恐れがあるからです。
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