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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.036/第36号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ「経験とか苦労とか」
2.ちょっと御相談がありまして 「勇気がない」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「まず戦争の事実と、それを学校の授業で賛美することが、害を与える」
4.【新】ナガトウカオルの出張ごはん 鹿児島市「とんかつと、しゃぶしゃぶ。黒豚ふくや」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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1.それってアドラー的にどうなのよ「経験とか苦労とか」
朋あり 遠方より来たる また楽しからずや。
コロナでずっと会えなかった友と会う機会が、この秋何度か。
先日会った友は、一時期毎日のように顔を合わせ、そして割とハード目な学びを共にしていて。
「あの時はしんどかったね」
「ハゲそうだったよ。いや実際ちょっとハゲた」
「今同じことやれって言われても、断るよね」
「ね」
みたいな会話を、おいしいお酒と美味しい肴をモリモリと摂取しながら交わしたのでした。
仕事でも、勉強でも、ハードモードの最中というのは、自分のことを客観的に見ることができません。
洗濯機に入れられたTシャツみたいに、ビショビショぐしゃぐしゃになって、自分が裏なのか表なのか、きれいになっているのかまだなのか、そもそも今ここにいることが正解なのかどうかすらわからないままぐるんぐるんかき回されているようなものです。
水面に顔を出しても、またぐっと水中に引きずられるみたいな。
でもその経験こそが、今の私たちを作っているんだな(続きは本文で! 新コーナー「ナガトウカオルの出張ごはん」もお楽しみに!)
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