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【痛くない死に方 2022年第47号】緊急承認!ゾコーバにできてイベルメクチンにできなかったこととは?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2022/11/26
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2022年 第 47号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。寒くなってきましたね。この時期になると、腰痛を訴える在宅患者 さんが増えてきます。ぎっくり腰になる人が増えるのも、この時期です。 冷えて血液の循環が悪くなることが要因です。夏はまったく腰が痛くならないのに この時期になると毎年痛くなる、と仰る人も多いです。 寒冷期の腰痛予防は、以下の3つ。 〇シャワーだけでなく、湯舟に浸かること。でもあんまり熱い湯はおすすめしません。  ぬる湯に10分~20分、じっくり浸かりましょう。 〇冷たいものを飲まないこと。お水は常温で。お茶は温かいものを。冷たいものばか  り飲んでいる人の体温は、どうしても低くなりがちです。 〇歩くこと。ほとんどの人が軽症で終わるオミクロンになるよりもぎっくり腰の方が シンドイ状況に陥る人は大勢いるのでは? 寒いときこそ、防寒具をしっかり着こん で歩いてください。毎日、正しい姿勢で外を歩く。これが最大の腰痛予防です。 最近は、腰痛の原因にストレスや鬱症状が大きく関わっていることがわかってきました。 長期間にわたりストレスを感じていると、脳内でドーパミンが放出されにくくなり、 セロトニンなどの分泌も低下します。セロトニンは、視床下部や大脳基底核・延髄などに 分布していて、ドパミン(喜びや快楽をもたらす脳内物質)やノルアドレナリン(恐怖や 驚きなどをもたらす)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。 セロトニンが低下すると、ドパミンやノルアドレナリンのコントロールがうまくいかなく なって、精神が不安定になり、攻撃性が高まったり鬱やパニック症状などを起こすことが わかっています。さらに思考や記憶の整理もうまくいかなくなることもわかっています。 セロトニンを増やすには、日光を浴びながらの歩行。食べ物では、マグロやカツオなどの 赤みの魚、さらにブタや牛のレバー、またバナナやナッツなども効果的といわれています。 先日、1泊2日の弾丸ツアーで加計呂麻島に行ってきました。昨年この島で開業された 松尾敏明先生に会いに行くためです。奄美大島空港で降りて、レンタカーを借りて1時間 半車を飛ばして、古仁屋という港からフェリーで20分。松尾先生は港で僕を待っていて くれた。 「松尾先生、いい顔してるなあ!」 会ってすぐに、松尾先生の充実している日常が見て取れた。 抜けるような青空。尼崎で見上げるよりも、ずっと雲が近い気がする。 ジャングルさながらの植物が生い茂った山道を、松尾先生の車が飛ばす飛ばす。 座席には、松葉づえのような棒が立てかけてある。 「これ、何?」 「ハブを捕まえる棒です」 気付けば、民家の玄関や道のあちこちにも、同じ棒が置いてある。 だけど島の人にとっては、ハブは神様でもあるらしい。 でっかいハブを見つけたら、保健所に持って行くと、3千円くれるらしいが。 松尾先生に、離島医療についてあれこれを教えてもらい、その後、夕陽の見える 丘へ。最高の夕陽を見せてもらった。地球が丸い。 そのまま、島民の人が月に一度ひらいているという宴会に呼ばれた。 料理を作ってくれるのは、北島三郎さん似のお父さん。スマホから島津亜矢の YOUTUBEをずっと流しながら(wifiが繋がっていなかったので、電話代がやや 不安だが)、見事なカツオや地元の魚を刺身にし、昨日捕獲したというイノシシを

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  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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