2022.12.02更新分
■ 12月権利確定で好業績+魅力の株主優待銘柄
今回取り上げるのは、12月本決算企業で好業績、株価の上値期待も強いうえに株主優待の楽しみもある銘柄。多くの場合、足元の株価水準からして低PERであり、さらに好配当利回り。その代表格と言えるのは、キリンとアサヒのビール大手2社である。
折しも、サッカーW杯で日本代表と相手国の熱戦が繰り広げられるなか、代表チームのオフィシャルパートナーを務めるキリンは、その注目度を高めている。10月の商品値上げ前の駆け込み需要の反動減が危惧されるなか、日本代表の活躍を応援しながら、スポーツバーや個々の家庭でビールを消費する人が増えているのではないかと推察される。キリンホールディングスの1―9月期連結決算では、純利益の通期予想に対する進捗率が9割を超えているのにも拘らず、会社側は予想を据え置いた。今後は、上ブレ期待が盛り上がる可能性もあると見られる。
一方のアサヒは、21年にアジアの企業として初めてラグビーW杯の最高位スポンサーについた。来年のフランス大会で試合会場でのアルコール販売が特例で認められる見通しと伝わっており、大会の公式ビールである「アサヒスーパードライ」が観客の喉を潤すと同時に、その味とブランドが世界に一段と知れ渡ることが期待される。
この2社を含め、12月本決算で株主還元の権利が確定する注目銘柄を以下に見ておく。
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