2001年のITバブル崩壊後、「ドル安のメガトレンド」が始ま
りました。
この「ドル安のメガトレンド」は、その後2008年春までおよそ
7年間継続します。
そして、この「ドル安のメガトレンド」に乗って、BRICSブーム
などと呼ばれる「新興国株式ブーム」が始まります。
当時から世界は既に金余りだったのです。
ITバブル崩壊後には「アメリカ国内ではこれといった優良な投資
先」がなかなか見つからなかったので、当時の投資銀行達はアメ
リカ国外に目を向けて、「BRICS」などと名を打って、半ば確信犯
的に「新興国株式ブーム」は巻き起こしたと言えます。
その後、2004年あたりからは、投資銀行達はアメリカ国内で
もサブプライムブームを巻き起きしてゆきます。
2022年、スーパー・ハイテクブーム崩壊後、「ドル安のメガト
レンド」が始まっています。
この「ドル安のメガトレンド」は向こう数年間は継続することで
しょう。
そして、この「ドル安のメガトレンド」を追い風に、「新興国株式
ブーム」が巻き起きることでしょう。言い換えると、投資銀行達が
新興国株式ブームを半ば確信犯的に巻き起こすわけです。
この「新興国株式ブーム」は、もっと手堅い表現を使えば「グロ
ーバル規模での株式ブーム」「Gゼロ時代の世界株式ブーム」と呼
ばれるものになるでしょう。
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