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精神科医による無診察診断:政治家を対象とする危険性

メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
 精神科医による無診察診断の炎上が再発生した。元衆議院議員の水島広子氏が、LGBT蔑視ともとれる発言を繰り返している自民党の杉田水脈議員を、ツイッターのなかで発達障害と診断できる趣旨のツイートをしてしまった。  批判のほうが多かった杉田氏ではあったが、水島氏の迂闊なツイートには著名人もネット民が敏感に反応し、炎上事件に発展した。さらに自体を悪くしたのは水島氏の事後対応で、謝罪や発言撤回ではなく、自分がいなくなれば患者が困るなど、被害者ポジションをとったことが、炎上に燃料を投下してしまった。

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  • 精神科医の西多昌規(にしだ まさき)です。メディアなどで話題となっている、あるいは世間の関心を集めている事件や出来事を、精神医学やメンタルヘルスから読み解き、独自の視点をもとに考察していきます。医療・健康問題だけでなく、政治経済や社会文化、芸能スポーツなども、取り上げていきます。*個人的な診察希望や医療相談は、受け付けておりません。
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