2022.12.09更新分
■ 売上回復が鮮明な外出向け商品 ~ 衣料品や服飾雑貨などの回復で収益上向き
10月に政府の観光促進策「全国旅行支援」が始まるなど外出や行楽需要が高まり、小売りや外食の売り上げが伸びている。10月の外食売上高は初めて新型コロナウイルス感染拡大前の水準(2019年同月)を上回った。
小売り・外食の10月の売上高が堅調だった背景には、外出需要の回復がある。今年春以降の行動制限の緩和に加え、政府の観光促進策「全国旅行支援」が10月に始まった。水際対策の緩和でインバウンド(訪日外国人)も戻り始めている。
行楽需要の回復を受け、衣料品や服飾雑貨などの外出向けの商品の売り上げが伸びている。ファーストリテイリング傘下のユニクロやアダストリアなど衣料品・靴大手10社全てで10月の既存店売上高が前年同月を上回った。西松屋チェーンなど9社はコロナ前(19年同月)を上回った。
前年までは新型コロナ下の巣ごもりで部屋着の販売が好調だったが、今年はニットなどの外出着が売れている。ユニクロやしまむらは、19年同月を2~3割上回る水準。値上げした商品もデザインや色を新しくしたり、機能性を追加したりした商品が売れているという。
以下に、衣料品や服飾雑貨などの回復で収益が上向いている企業をいくつか挙げておく。
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