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奇跡のみつお物語その34

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【堕落】 「俺やっぱりいいわ、お金ないから…」 飲み会に誘われて断ろうとしたのだが 「何言ってんすか?今日の主役は金城さんですよ、主役は金出さなくていいから行きましょう」 「えっ?何で俺が主役なんですか?」 「金城さんのエピソード、他にもあるでしょ、今日はそれを肴に酒を飲むんですよ」 立ち話で盛り上がった延長で飲みに行くことになったらしく、会費はいらないと言う事で一緒に飲みに行くことになった。 酔っ払ったみつおは、自衛隊の時のエピソードや船で上京した話などを話して盛り上がっていた。 「金城さん、最高っすね、小説にしたら売れるんじゃないですか?」 誰も経験できないような事を沢山経験しているみつのの話は、みんなにとって最高のネタだったのである。 そこは道玄坂の横道を入った所にある安い居酒屋だった。 「今日はマージンが入ったから俺が奢るよ、もう一軒行こう」 酔っ払って太っ腹になっているメンバーの誘いで、半分の5人くらいで二次会に行った。 久しぶりに浴びるほど飲んだみつおは記憶がなくなるくらい、ベロンベロンに酔っていた。 終電に何とか間に合って、電車に乗ったのはいいが… 新宿から秦野までは急行はなく、各駅停車で帰るしかなかった。 急行でも2時間かかる所まで各駅停車だと3時ちょっとかかってしまう。 幸いに座る事ができたので、気長に帰ることにした。 しかし、酔っ払った状態に電車に揺られて寝ないはずがない。 ぐっすりと眠ってしまったのであった。 「お客さん、終点ですよ」 遠くから声が聞こえた。 しかし、夢だと思ってまた眠りにつくと 「お客さん、お願いします。終点ですので降りてください」 それは夢ではなかった。

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  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
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