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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第598号(2022/12/11) また不安心理がぶり返した米国株式市場/不安が先行した分、「事実で買い」か
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
【お知らせ】
2023年1月より、当メールマガジンの購読料を、一か月当たり1,980円(消費税込み、これまでは1,650円)に改定させていただきます。
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※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
12/17(土)満席となり、受付を締め切りました
12/24(土)福岡(2/15)
1/7(土)札幌(6/20)
1/14(土)名古屋(6/20)
1/28(土)浜松町(8/30)
2/4(土)大阪(7/18)
2/11(土)横浜(2/20)
2/18(土)ウェブ(2/150)
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(12/5~12/9)の世界経済・市場を振り返って
<強めの経済指標や金融政策を巡る報道で、また不安心理がぶり返した米国株式市場>
(まとめ)
先週は、米経済指標も軟化気味の内容になると見込んでいたため、世界市場は落ち着いた動きになると予想していました。しかし実際には、ISM非製造業指数が想定外に上昇したうえ、米連銀が今月のFOMC(連邦公開市場委員会)で最終的な金利の着地点を引き上げる、という報道が流れたため、米株式市場は不安に捉われました。そうした地合いでPPI(生産者物価指数)の発表を迎えたことから、市場は「インフレは改善したが、予想ほど改善しなかった」という過去の過剰反応をぶり返し、米国株価は軟調でした。
ただ、一つ一つの材料を踏まえると、先週の米国株価の下振れは、行き過ぎだったと判断します。
(詳細)
前号のメールマガジンでは、先週発表予定の米経済指標については、総じて軟化気味だとの事前予想であったため、米国市場を中心として世界市場は落ち着いた動きになると見込んでいました。
しかし実際には、12/5(月)発表の11月のISM非製造業指数が、10月の54.4から低下すると予想されていたところ、実際には56.5に上昇し、「景気の堅調さから連銀の利上げが想定以上に続く」との不安が広がりました。
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