習近平1強中国の不安定さ
多くの予測機関が2023年の世界経済を今年以上に厳しいものと予想し、欧州や米国では景気後退に入ると見ています。IMF(国際通貨基金)は世界成長率を今年の3.2%から23年は2.6%に、米ウエルズ・ファーゴ銀行は今年の2.4%から23年は1.7%へと低下を予想しています。その一方で中国についてはコロナ規制で成長が3%強に落ち込んだ22年に比べ、23年は5%近くに成長が高まると予想しています。
しかし、現在の中国が抱える問題と、習近平1強体制でスタートする指導部の力が未知数で、むしろ中国経済が来年も世界経済の足かせになり続けるリスクがあります。中国の回復期待が裏切られると、世界の成長予想はさらに低下することになります。現在の中国にはこうした懸念を持たせる材料が内外に山積しています。
「世界インフレの中で中国一人デフレ懸念」
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