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週刊金融日記 第552号 日本と海外でかなり扱いが違う学歴、愛人3人のレストラン

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2022年12月12日 第552号 // 日本と海外でかなり扱いが違う学歴について // 日本は防衛費増額のために増税へ // 愛人3人にそれぞれレストランを経営させ成功させた香港の漢 // 製薬メーカー営業(MR)について // 他  こんにちは。藤沢数希です。  日本出発前で、大変にバタバタしております。今回は、日本入国に際してPCR検査は必要ないようで、それでもだいぶ楽になりました。しかし、何かアプリをインストールしていろいろ登録しておかないといけないようで、いまいろいろ調べています。まだまだ、国境を越える移動はいろいろと大変ですね。また、日本入国の際のPCR検査免除も、ワクチンを3回以上打っている人だけです。 ●新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について、令和4年10月11日 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html 「新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、入国時検査が行われないこととなりました。ただし、全ての帰国者・入国者について、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに掲載されているワクチンの接種証明書(3回)、または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が求められることになりました。」  これも先週のメルマガなどに書きましたが、日本では旅行割引がはじまっていて、ホテル宿泊料金などがなんと4割も払い戻されます。他にも、いろいろクーポンなどもあるのですが、これらもワクチン接種3回が条件です。 ★日本のホテルなどに政府から補助金が出ていて、これはワクチン接種が条件になっており、事実上のワクチン未接種者への課税になっています。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1601462493842661377  ワクチン接種しているかどうかで国民の行動にどう制限を加えるかは各国で対応がまちまちです。香港なんかは、フル接種していないとレストランにも行けませんし、子供は学校にも行けませんので、かなり強い制限措置になっています。日本でも、このようにワクチンを接種していないと、いろいろな補助金をもらえなかったり、検査の免除がされなかったり、といろいろ損になるようにしています。  このようにコロナのワクチンを打っておかないと、とても不便な世の中ですし、医学的にも、ワクチンを打っておけばコロナに罹って症状が出る可能性を7、8割も下げられるのですから、まあ、つべこべ言わずに打っておきましょう、ということですね。  拙著ですが、増刷された分の補充がAmazonに入り「在庫あり」になりました。楽天はまだ在庫がありませんね。この増刷分は少ないので、またすぐ品切れしそうです。興味のある方は、あるうちに注文しておきましょう。 『コスパで考える 学歴攻略法』 https://amzn.to/3fXY2kl https://a.r10.to/hUHpZS  ふるさと納税の季節です。過去に何度もこのメルマガでふるさと納税特集をしていますが、まだの人のために簡単な説明をすると、住民税の一部を自分が選んだ自治体に振り分けられる仕組みです。たとえば100万円の住民税を、九州の和牛の産地とかに30万円振り分けると、和牛がごそっ送られてきます。やらないと単に損するだけです。日本はワクチン接種もそうですが、やらない人を損させる、という仕組みが好きですね。  くわしい説明は、楽天のサイトなどにもありますし、ググればいくらでも出てきますから、自分で勉強してください。それで、どこでふるさと納税するといいかというと、まあ、いろいろありますが、基本的には楽天ふるさとでやっておけば間違いありません。というのも、楽天ふるさとでやれば、住民税の納税に対しても楽天ポイントがごそっともらえるからです。  また、一人暮らしの方など、生モノを受け取るのが難しい場合は、旅行券などの金券もありますから、それらをもらいましょう。まあ、本当に各地の一級品の和牛とかウニとか車海老とかが送られてくることが、ふるさと納税の醍醐味なんですけどね。 ●楽天ふるさと https://a.r10.to/hMaHZ6  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - まぐまぐ配信で改行がなくなって読みやすいです - 医療業界就職のもうひとつの選択肢「製薬メーカー営業(MR)」について - 海外FXで月500万円ほど稼いでいますがいい節税方法などありますか - センター試験の英語は満点近く取れた大学生ですが実用英語を身につけるための学習方法など教えてください  それでは今週もよろしくお願いします。 1.日本と海外でかなり扱いが違う学歴について  グローバル経済というのは、すこしおかしな言葉で、日本もグローバルの一部ですし、アメリカはアメリカであり、シンガポールはシンガポールです。しかし、じつはグローバル経済圏というのは実際にあって、グローバル経済圏に対して、ある種の孤立した独特の商慣習と言語で成り立っている日本のガラパゴス経済みたいな感じになっています。  このグローバル経済圏は、良くも悪くも、英米なんかが主導していて、英語が共通言語になっていて、エリート階層の労働者の移動もありますし、商慣習なども似通っています。香港やシンガポールなんかもそうですし、欧州の非英語圏も、否応なしにここに組み込まれています。このグローバル経済圏でぐるぐるといろいろ回っています。もちろん完全にグローバル、となっているわけではなく、それぞれの国にそれぞれのローカル性はあります。  学歴についても、グローバルでは……、というのはやはりかなり乱暴な表現ではあります。アメリカもイギリスも欧州もアジアもいろいろローカルな特徴があるでしょう。しかし、英米が主導していて、仕組みは似通っています。経済も日本はかなりガラパゴス経済ですが、学歴観や知性観もいろいろ独特です。拙著に次のような記述があります。 「なお、学歴や学歴社会といえば、欧米や欧米のアカデミアの仕組みを模範とした香港やシンガポールなどのアジア諸国では、修士号や博士号などのより高い専門性や研究の遂行能力を証明する学位やそれらを尊重する社会を指すことがふつうだが、日本では偏差値やランキングなどで表される卒業大学の序列を指すことが多く、この点で日本の学歴観はますます専門性が重視されるグローバル経済の中にあって異端であり、個人的には嘆かわしいことだと思っている。この辺の世界と日本との学歴観の違いも書いていくが、本書は日本社会に生きる日本人のために書かれた本であるので、主に日本的な学歴について論じることが多いし、区別が必要なときはどちらの意味かがわかるように書いている。」 --『コスパで考える学歴攻略法』  それで第三章の「学校のカリキュラムは何を目的に作られているのか」では、自分で言うのは何ですが、学問についてのとても重要なことが書かれています。そこで、修士と博士の違い、みたいなことを書いたのですが、Amazonレビューを見ていたら、なかなか素晴らしい批判が書かれていました。 「著者は日本の理系修士課程を修了していないので、博士を際立たせたいためだと思うが国内の理系の修士論文に求められるものを勘違いしている。基本的に研究室のテーマに沿った研究内容となるのは当然だが、論文である以上単なるレポートではなく、過去の研究を踏まえてプラスアルファの新規性が求められる。学部の4年間で学んだことをベースにより知識を深め、研究を進めた結果が研究者として問題ないレベルかどうかを確認するのが修士論文である。  博士論文はその研究内容が掲載学術誌に対して「重要性」「新規性」「信頼性」といった観点で妥当なものかという査読という他の研究者の厳重なチェックを経て世に出しても問題ないレベルであるという判断が行われるという点で大きなハードルがあるというのが明確に異なる点である。  著者が海外留学できたのも研究内容の「重要性」「新規性」が認められた結果だと思うが、いわゆるお勉強の集大成が修士というような誤解を与える書き方は良くない。  それは学部レベルの話であって、大学院は研究者の卵が苦労しつつ論文を作成することによって一人前の研究者になるための機関であり、理系修士の価値を必要以上に下げる記載は明確に間違いだと言いたい。」 -- 修士と博士の違い Amazonレビュー 2022年11月28日 https://amzn.to/3fXY2kl

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