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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第502号2022.11.22配信分
●初めて試みて知った意外な結果
しばらくぶりに集中してクルマに乗った。最初は11月27日に開催
されたもてぎモビリティリゾートのホンダレーシングサンクスデイ
(Honda Racing Thanks Day)。その足としてステップワゴンe-HEV
を手配した。
元はといえば、同業の先輩が団子売りの商売を手掛けており、そ
の売り子役をアルバイトで引き受けたことに始まる。アクセスやら
を算段していると、HRTDには今年のレッドブルF1ファミリーの面
々がやって来るという。そういうことなら……とプレス申請した。
同ファミリーの内、契約に縛られないスクーデリアアルファタウリ
の角田裕毅とピエール・ガスリーは記者会見をするという。ややミ
ーハーな感じになるが、これは現場を踏んで損はない。
久しぶりの広報車だったが、しばらくぶりに手にすると誇張では
なく現在の日本車の仕上がりぶりに感銘を受けた。ホンダは現職の
三部社長が明らかにしたように将来的にはEV化を志向している。
同社の販売における国内外比率を考えると、主要市場におけるEV
化の波に対応しない手はないだろう。しかし現状ではピュアICE
(内燃機関)を核にe-HEV(ハイブリッド)をラインナップに
加えたポートフォリオを維持しつつ、徐々にEV化を進めるべく国
内外で展開しているように見える。
私としては、ホンダの将来に向けた完全EV化に対して懐疑の目
を向けざるを得ない。事実としてホンダが二輪を含むエンジン製造
で世界最多の実績を持つエンジニアリング会社であり、そのことは
十分リスペクトすべき対象であると心得ている。
それはともかく、今回ステップワゴンを試してみて、そのパッケ
ージングのまとまりやハードウェアの完成度に改めて刮目させられ
た思いを味わった。
今回は経費との兼ね合いもあって有料の高速道路は使わないこと
にした。予算はないが時間だけはたっぷりあるということで、自宅
の町田から茂木町までの往復400kmを延々下道を行くことにしたの
だが、かつて高速道路をあたり前のように使っていた時とまったく
異なる印象を得ている。
昼間の往路はともかく、ときあたかもFIFAワールドカップ2022カ
タール大会の週末である。HRTD終了後19時から始まった日本代表の
グループステージ第二戦対コスタリカを車内TVで見届けた21時過
ぎに『道の駅芳賀』を出て、25時を少し回ったところで帰宅できた。
適切なルートを、空いた時間帯を選んで走れば高速道路を使わず
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