ドクター畑地の診察室171.2022.12.18.
現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。
世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信!
https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/
三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php
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松阪マラソン
昨年以来、フルマラソンに出場すると言い続けたため、松阪マラソンの前に新聞社に取材され、後には引けなくなった。この号が出る、昼の12時にはもう15Km地点を過ぎているはずである。あくまでも予定ではあるが、、、
思えばダイエットを志した大きな理由の一つは、フルマラソンを完走したいということであった。ダイエットは25Kg 体重減少して成功した。夏までは毎朝早起きして8Kmずつ運動していた(決して走っていたわけではなく歩いていたわけであるが)ため、相当自信があったわけである。
しかしながら今はどうか、ここ3か月、全くトレーニングできていない、この状況で完走できるのかどうか、相当疑問なのである。みんなに宣言した手前、できるだけ完走したいが、素直に今の実力を考えると、完走は不可能な気がして、緊張のあまり心臓が張り裂けそうな私なのである。
明後日マラソン大会本番を迎える身とあっては、いまさらのトレーニングはマイナスに働くことは間違いなく、今からは食べて寝るだけだと思っている。どうか神様、私に力を与えてくださいといった状況なのだ。
本日、FM三重の番組で、松阪市長と一緒に松阪マラソン応援番組に出演した。そんな中、市長が、「松阪マラソンを行うことが決まってから、松阪市民の運動時間が増えてきたとのアンケート調査の結果がある」言った言葉は心に響いた。マラソン大会を開催することが、松阪市民の健康向上に寄与しているわけである。そういえば、私も25㎏減量に成功し、松阪マラソン開催をきっかけに健康になった一人なのだと思った。単にイベントにとどまらず、ボランティアや応援の市民が数千人単位で参加し、市民の心が一つになる、そして市民の健康向上に寄与すれば、こんな素晴らしいことはないと思うわけである。
三重県初のフルマラソンだ。全国47都道府県で、フルマラソンが行われていないのは、三重県と福井県だけだったらしい。(福井県も2年後に開催されるということです。)また、参加者は47都道府県に上るらしい。フルマラソンを行うと、なぜか大分県の参加者がいないことが多く、46都道府県からの参加にとどまることが多いらしいが、今回はしっかり大分県からの参加者もいるとのことである。沿道ではマラソ
ンを盛り上げるため、ロックフェスティバルやいろいろなイベントも開催される。食の町、松阪らしく、いろいろな食べ物が参加者にふるまわれ、なんと35㎏地点では松阪牛さいころステーキも用意されているらしい。そして日本記録が出た際には、なんと松阪牛1頭がプレゼントされる、参加最高齢者は94歳など、話題には事欠かない、一大イベントとなっている。
昨今、フルマラソンは定員割れすることが多いと聞くが、定員7000名はあっという間に埋まってしまったマラソン大会である。はるか古のギリシア、マラトンの戦いに勝利した、そしてその知らせをアテネに届けた、無名の戦士に思いをはせながら、しっかりと一歩一歩ゴールを目指しながら走りたいと考えている。
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ドクター畑地の診察室171.2022.12.18号
毎週日曜日お昼に配信予定です。
次号は2022.12.25.です。
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畑地 治
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三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
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◆2022年11月
https://www.mag2.com/archives/0001688238/2022/11
2022/11/27 水道水と井戸水
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