9月の連休で金土日が休みになり、その連休初日の前の晩、つまり木曜日の
晩にナナとラブホに行った。
3連休なので、オレは相手を変えて、ラブホに3連泊する予定だった。
今晩がナナ、金曜の晩から春海、土曜の晩から由貴だ。
♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
★ 体と心のセックス・ライフ ★
≪ Section 937 ≫
『ナナとトオルのラブホ(1)』
…… 2022/12/17号 ……
___________________________________
♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂
オレにとっては3泊4日。1泊目の着替えは持参するが、2泊目は春海に、
3泊目は由貴に、オレの着替えを持ってきてもらう。ラブホの部屋にいる間は
裸だが、チェックアウトするときは着るものがいる。1つの部屋に連泊するわ
けではないからだ。まだ残暑が続いている9月なので、ちょっとした外出でも
汗はかく。
オレとナナは、仕事帰りに新宿で待ち合わせた。彼女の方が勤務時間の定時
が早いので、オレが行くまで茶店で待つことになる。
待ち合わせ場所の茶店にオレが到着すると、彼女は座っていた席から小さく
手を振った。
彼女はiPadで読書をしていた。
「お待たせ。コーヒーを一杯飲ませて」
「ええ。わたしもおかわりを頼むから」
「オレが注文してくるよ。ブラックでいい?」
注文は店員のいるカウンターまで行き、注文したものをそこで受け取る方式。
オレは2つのカップを持って、席に戻る。
ナナは会社帰りということもあって、ビジネススーツのジャケットに、膝上
丈のタイトスカートだ。いかにもキャリアウーマンっぽい服装。それがまた似
合うんだよね。彼女はスリムで背が高いから。40代の二児の母とは思えない
くらい、若々しく見える。
コーヒーを飲み終えると、オレはいった。
「晩飯はどうする? どっかで食ってく?」
「そうね」
「なに食べたい?」
「トオルさんにまかせる」
「オレに選ばせると、寿司一択だよ」
「それでいい」
オレは寿司好きというか、肉より魚が好きなんだ。
ラブホの宿泊のチェックインは21時以降なので、それまで時間を潰す必要
があったのだ。
オレたちは茶店を出て、歌舞伎町に向かう。コロナで寂れていた繁華街は、
だいぶ活気を取り戻している。それでも以前に比べると、人通りは少ないよう
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)