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「世界経済・市場花だより」第599号 CPIやFOMCでは大きく動かず、小売売上で「新局面入り」か/早く低い株価の山?

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
******************************* 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」  ******************************* 第599号(2022/12/18) CPIやFOMCでは大きく動かず、小売売上で「新局面入り」か/早く低い株価の山? この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。 【お知らせ】 2023年1月より、当メールマガジンの購読料を、一か月当たり1,980円(消費税込み、これまでは1,650円)に改定させていただきます。 何とぞご容赦くださいませ。1月以降も、引き続きのご購読をお願い申し上げます。 ※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。 12/24(土)福岡(3/15) 1/7(土)札幌(7/20) 1/14(土)名古屋(6/20) 1/28(土)浜松町(8/30) 2/4(土)大阪(8/18) 2/11(土)横浜(3/20) 2/18(土)ウェブ(2/150) セミナーのスケジュールは、 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。 上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。 ☆過ぎし花~先週(12/12~12/16)の世界経済・市場を振り返って <米CPIやFOMCでは、期待した「事実買い」は起こらなかったが、大きな波乱もなかった、むしろ小売売上に対する市場の反応が想定外で、逆業績相場という「新局面」に予想より早く突入か> (まとめ) 前号のメールマガジンでは、米国市場が先行して金利上昇懸念を織り込んだため、先週のCPI(消費者物価指数)の発表やFOMC(連邦公開市場委員会)では、インフレの度合いや実際の金融政策変更を確認して、むしろ「事実買い」としての株価上昇になるのでは、と述べました。 しかし実際には、市場予想を下回ったCPIの発表直後は株価指数が大きく上振れしたものの、その後は株価上昇の色合いは広がりませんでした。かと言って、大きく株価が下落していくことにもなりませんでした。 筆者にとって想定外だったのは、11月の米小売売上高の数値が弱かったことそのものではなく、それを受けて米株価が木、金の両日続落したことでした。この米株式市場の反応からは、米国の株価が、来年からと想定していた下落局面に、既に入り始めた恐れが強いと懸念します。 (詳細) 先週の材料で、事前に注目されていたものは、12/13(火)発表の11月分のCPIと、12/13(火)~12/14(水)のFOMCでした。その材料については、前号のメールマガジンでは、次のように楽観的な見解を述べていました。 「先週の米国株式市場が、大いにインフレ懸念と金利上昇懸念を騒いだため、今週は逆に、実際のインフレ率の公表と金融政策の決定といった「事実」を受けて、不透明感が和らいだとして株式が買い戻される地合いが優勢になると予想します。」 しかし実際には、米株式市況が大幅に崩れることにはなりませんでしたが、CPI発表直後を除いては株価が大きく上昇することにもならず、見通しを誤りました。 もう少し詳細に述べると、上記の材料を受けての米国株価の動向は、下記の通りでした。

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