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認知症の高齢者を食い物にする法律専門職たちの犯罪行為

神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!
しかし、財産横領などが頻発するトラブルが絶えなかったこともあり、 2016 年に国は、司法書士や弁護士などからの強い要望も受け、 「成年後見制度利用促進法 」を制定します。  ここにめでたく、司法書士や弁護士、行政書士といった法律専門職に対する安定的な「食い扶持」確保の機会を提供することとなったのです。  ちなみに成年後見人による横領などによる不正の被害額は、最高裁の調査によれば、2011年から2021年の11年間において、289億円(169件)にのぼり、うち94%が親族後見人によるものだったのです。  この状況を見ると、法律専門職による横領などの不正は、 全体のたったの6%で約2億円 にすぎないため、一見安心しがちでしょう。しかし、油断は禁物なのです。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる 第25回 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ みなさま、こんにちは! 「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。 今回のテーマは、「認知症の高齢者を食い物にする法律専門職たちの犯罪行為」についてえぐっていきます。 -------------------------------------------- 認知症高齢者を食い物にする法律専門職(公証人・司法書士・弁護士・行政書士)たちの犯罪行為! インチキ公正証書遺言作成や成年後見人就任による悪辣シノギでの横領・収奪の闇をえぐる! -------------------------------------------- 2022年9月時点で、65歳以上高齢者は3627万人(人口比約29%)ですが、このうち認知症有病率は、16・7%の約600万人にのぼります。 つまり、65歳以上高齢者の6人に1人は、認知症を患っているといえるのです。 65歳以上高齢者の増加とともに、認知症有病率も年々上昇し、2030年には744万人、2050年には800万人を超えると推計されています。 認知症になると、自分で判断して行動出来る範囲に制約が及びます。売買や契約といった法律行為にも支障が出てくるわけです。 そこで、それを「おいしいシノギ」として食い物にする――のが認知症高齢者をカモにする法律専門職たちなのです。 -------------------------------------------- 「公証人」というヤメ判事やヤメ検事たちの銭ゲバ職業の闇! -------------------------------------------- まずは、認知症で、意思表示も出来なくなった人の、公正証書遺言をでっち上げる公証人や司法書士、弁護士たちの悪辣犯罪から紹介していきます。 ちなみに公証人というのは、公務員扱いの身分ながら、不可解なことに、自分の食い扶持を自分で稼ぐ「独立採算制」です。 公証人は、法務大臣の任命によって法律行為を証明・認証する業務を担う立場の者をいいます。全国の公証役場約300ヶ所に約500名が選任されています。 公証人は、法務省中枢に覚えめでたい従順な裁判官(65歳定年)や検察官(63歳定年ですが、2024年から65歳になるよう引上げ中)が、定年後に選任される「憧れの職業」となっています。 裁判官や検察官は定年後に弁護士に転じても、まるで稼げませんが、大都市の公証人になれれば、70歳の定年までのわずか数年間で「億単位の手数料」が稼げるからなのです。 仕事は暇で、平日ゴルフに興じながらも、独立採算なので密室においては、倫理観や法令順守もへったくれもなく、やりたい放題に稼いでいるのが実態です。 -------------------------------------------- きょうだいの中で一人だけが親の遺産を独占相続! 理不尽な密室での「公正証書遺言」の捏造犯罪が続々勃発中! -------------------------------------------- 当メルマガの第5回(2022年8月1日号)でお届けした「兄弟姉妹間での「争族」を増やす! 「亡親の遺産」独り占めを狙う親族に加担する悪徳公証人が横行! インチキ「公正証書遺言」の認証で稼ぐ「公証人制度」は即刻廃止すべし!」で詳しく解説した内容を、ここでもう一度、簡単に振り返っておきましょう。 たとえば、あなたの両親のうち、父親はすでに亡くなり、年老いた母親が、あなたの姉である長女の家で面倒を看てもらっていたとします。 そして、長女以外には、あなたの他、別に住む妹がいて、きょうだい全員が3人だったとします。 やがて、長女の家で寝たきりになった母親は、認知症を発症し、会話も意思表示も不可能な状態に陥ります。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 次回は、 「厚労省の悪政が育んだ歯科医師業界の闇! 初診でレントゲンを撮りたがる歯科医師たちの哀れな惨状!」 というテーマでお届けしたいと思います。

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  • 1990年のバブル崩壊から続く「失われた30年」を経て、ニッポン国の衰退ぶりは鮮明です。デフレ下でGDPは伸びず、賃金は上がらず、少子高齢化で人口は減り、貧富の格差も広がりました。 いったいどうしてこんなことになったのでしょう。政治、経済、社会、マネーや投資に瑕疵があったのは否めません。本メルマガは、そうした諸分野に潜む「闇」を炙り出しグイグイえぐっていこうとするものです。
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