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第247回 ビットコイン下落の背景はバイナンス不安か?テレビとブロックチェーンのプロジェクト
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▼今回の記事
今回もいつものように、先週から今週にかけて「テレグラム」で注目されているニュースと動きについて紹介する。「バイナンス」不安に関してだ。次に、ブロックチェーンをベースにしたテレビのプロジェクトを紹介する。
▼「バイナンス」不安とビットコインの低迷
それでは今回最初のテーマを書く。ビットコインの相場低迷と「バイナンス」に対する不安である。
先週から今週にかけて、ビットコインの相場は低迷している。現在、229万円程度で取引されている。これは5日前の245万円から約5%の下落である。世界の取引所におけるビットコインの流出(売り)と流入(買い)のバランスは次のようになっている。
先週
・流出割合 48.82%
・流入割合 48.01%
・予想価格 1万6929ドル~1万7394ドル(約230万円~236万円)
今週
・流出割合 51.46%
・流入割合 45.32%
・予想価格 1万6418ドル~1万6969ドル(約223万円~230万円)
これを見ると明らかだが、先週に比べ流出(売り)の割合が増加している。ビットコインの相場は軟調だ。この流出と流入の割合から予想される相場に、実際の相場の動きはほぼ一致している。もしこの割合に大きな変化がなければ、今週はこの相場水準で推移するはずだ。
●ビットコイン低迷の背景、「バイナンス」不安
先週から今週にかけてのビットコイン相場のこうした低迷の背景にあるのは、世界最大の暗号通貨の取引所、「バイナンス」に対する不安である。この不安の発信源は著名な投資家であるケビン・オリアリーが「上院銀行・住宅・都市問題委員会」の公聴会で行った証言であった。
オリアリーは、破綻した「FTX」の実質的なスポークスマンだった人物だ。委員会で「FTX」破綻の原因を問われ、「FTX」とその最大のライバルである「バイナンス」は「互いに戦争状態にあり、一方が他方を意図的に廃業させた」という見解を示した、オリアリーは「バイナンス」は今や「規制されていない世界的独占企業」であると付け加えた。
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