田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.416
成長するシンガポールのスタートアップエコシステム
LP投資しているシンガポールのVCのGPとキャッチアップ。このVCでは私はシンガポールのフードテックとロボットに投資している。辛抱ですね。
シンガポールのスタートアップエコシステムの話が面白かった。シンガポールにはファミリーオフィスが急激に増え、彼のVCもかなりの資金流入が続く。北京や上海から桁違いのお金持ちがやって来ている。このGPも「中国語もっとうまくなりたいですね。」と。
東南アジアではアメリカのスタートアップを解雇されたエンジニア人材が、ウミガメのように東南アジアに回帰して、新たにスタートアップ起業している。東南アジアのスタートアップを解雇されたエンジニアたちも、それに合流している。
非エンジニア人材は金融機関や政府が取り込んでいる。しかし、スタートアップの風土になれた彼らは大企業の風土に不満持ちながら銀行や政府で食いつなぎ、生まれ続けるスタートアップの成長を待っている。
アメリカ西海岸のスタートアップ人材と、東南アジアのスタートアップ人材の待遇は、今やほぼ同じで、ウミガメたちも不満はないそうだ。
アメリカのスタートアップのノウハウと人材が、シンガポールを舞台に東南アジアのスタートアップを洗練させていく。中国からの莫大な資金流入が、さらに東南アジアのスタートアップエコシステムを成長させる。アメリカはもちろん、アジアでも成長の機会に入れる人材の競争は激しさを増す。
ここに投資家として絡む日本人も、私以外にも増えてきた。子供の教育の理由で引っ越して来た人たちだ。子供たちはやがて欧米やアジアの大学で学び、この渦に入って行く人もいるだろう。
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