▼▽▼ Vol.422
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佐高信の筆刀両断~いまこそ中村哲を~
2022/12/23
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◆目次
1・筆刀両断 いまこそ中村哲を
2・会えなかった人(48) 毒のあったタモリ
3・雑記
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1・筆刀両断 いまこそ中村哲を
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いま、改めて中村哲の平和への実践を想い起こしたい。
防衛費を拡大すれば、命の安全は保たれるのか、ということである。
アフガニスタンで水路建設の作業をする人々の頭上に
何機もの米軍ヘリコプターが低空飛行で近づく。
日本人ボランティアが機銃掃射の標的にされたので、
外務省を通じて米軍に抗義をし、非を認めさせたこともあった。
中村は澤地久枝との対話『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る』(岩波書店)で、
ペシャワール会の診療所がアフガンに1つしかなくなったことについて、こう述べる。
「ほかは、戦争のために、
とても行けない状態になって、放棄せざるをえなかった。
だから私は、心情的にも米軍に対しては恨み骨髄ですよ。」
中村によれば、一時はアフガンの人たちは、
「お人好しの日本人がアメリカにだまされている」と誤解していたという。
それでアメリカにくっついているんだ、と。
しかし、これだけ日本がアメリカの属国化してくると変わって来た。
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