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第725回 来年のウクライナはどうなるのか?第3次世界大戦への第一歩か?パーカーの欧州予言
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▼今回の記事
これからウクライナ戦争は天王山を迎えそうな感じだ。2023年の世界情勢に決定的な影響をあたえるので、この状況を知っておくことはとても重要だ。
次に、イギリスの著名なサイキック、クレイグ・ハミルトン・パーカーによる2023年のヨーロッパ予言を紹介する。記事が長くなったので、2回に分けた。今回は前半である。
▼これからウクライナ戦争は天王山になるのか?
それでは早速今回のメインテーマを書く。これからウクライナ戦争は天王山を迎えそうな流れになっている。2023年には戦争はさらに激しくなり、下手をするとこれが第三次世界大戦の第一歩になるかもしれない。少なくともその可能性は否定できない状況だ。
ウクライナ戦争は膠着状態が続いている。東部と南部では激しい戦闘が続いているものの、戦況には決定的な進展がなく、ロシア軍もウクライナ軍も支配地域の拡大は見られない。双方とも決定的な勝利がない状態だ。
一方、ロシアによるウクライナの火力発電所などのエネルギー関連インフラを標的にしたミサイル攻撃は続いており、ウクライナの電力供給の55%程度が止まっている。
他方、ウクライナによるロシア国内への攻撃も続いている。ロシア東部のブリャンスク州のトルブチェフスクでは、変電所が自爆テロにあった。また、ベルゴロド州シェベキノにある別の変電所も攻撃されたと報じられている。ウクライナ政府筋は、クリミアとケルソンを結ぶ主要な物流ルートのひとつであるチャプリンカで、高機能ミサイル、「HIMARS」を使用してターゲットを攻撃したとも主張している。
そのような中、20日、プーチン大統領は、ロシアが併合したと主張するドネツク」、「ルガンスク」、「ヘルソン」、「ザポリージャ」の4州は「極めて困難な状況にある」と初めて認めた。そして、情報活動に対抗する戦いにおいて「最大限の冷静さと戦力の集中」が必要だと訴えるとともに、「外国の情報機関の活動を完全に抑え込み、直ちに反逆者やスパイ、妨害工作員を特定することが重要だ」と強調した。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領は今週、アメリカの首都ワシントンを訪問する見通しであることが分かった。ウクライナ政府関係者による、ゼレンスキー大統領がアメリカを訪問すれば今年2月にロシアによる軍事侵攻が始まって以来、初めて国外に出ることになる。
●ロシア軍の全面攻勢の可能性
ウクライナ戦争のこうした膠着状態はここ数カ月ずっと続いている。日本ではウクライナ軍が勝ち、ロシアが決定的に負けているかのような報道がなされているが、決してそうではない。ロシア軍の南部「ケルソン市」からの撤退以降、ロシア軍は支配地域を維持しており、ウクライナ軍はその奪還に成功しているわけではない。やはり膠着状態としか言えない状況だ。
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