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捜査当局は旧統一教会をどう見ているか(2)有田芳生の「酔醒漫録」第2号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第2号 2022/12/23 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 毎週金曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」─捜査当局は旧統一教会をどう見ているか(2) 2・「酔醒漫録」─12月15日~12月22日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」─捜査当局は旧統一教会をどう見ているか(2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼1970年安保前夜、冷戦下の厳しいイデオロギー対立のもとで、1968年1月に韓国で、同年4月に日本で国際勝共連合が結成された。教祖が結婚相手を指名する異端の宗教団体が政治家(政党)に接近してきたなら警戒しただろう。しかし「共産主義に勝つこと」(勝共)を目的に掲げる団体とは容易に協力関係を築くことができた。多くの右翼関係者はそう証言している。1967年6月、笹川良一、児玉誉士夫( 代理として白井為雄)といった右翼諸氏が文鮮明教祖と本栖湖畔で会談。統一教会と政治との関係が生まれ、いまに至る。笹川良一、児玉誉士夫と同じくA級戦犯容疑者だった岸信介元総理は、国際勝共連合の発起人だった。捜査当局がこの時期から統一教会=国際勝共連合に関心を寄せる理由があった。

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
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