「2023年の内外の株式市場の行方」は、「2023年のFRB
の利上げ(金融引き締め)の道筋」に大きく左右されます。その
「2023年のFRBの利上げの道筋」は、「2023年のFRBの
インフレの行方」に大きく左右されています。
12月に入っても、内外の株式市場は大荒れが続いています。
パウエルFRBは「アメリカ経済の減速」を通じてインフレを収束
に向かわせたいと望んでいますが、可能な限り、最後の最後まで
「リセッション入りを避けて、アメリカ経済のソフトランディン
グを目指したい」という「野心」も未だに持っています。
そういった中、12月20日の日銀の唐突な「事実上の引き締め」
への政策変更は、20日以降のアメリカの長期金利には上昇圧力
として働いています。
11月以降のアメリカの長期金利は、「インフレ収束への期待」と
「リセッション懸念」とで急速に3.40%台まで低下していま
した。そんな中、まさしくタイムリーに、20日の黒田日銀は「事
実上の金融引き締め」への政策転換を発表。お陰で、アメリカ
国内の長期金利は3.70%台とやや高止まったまま、
クリスマスラリーも始まることなく、アメリカ株式市場は波乱
含みで、アメリカ国内の金融情勢は引き締まりました。
黒田日銀の唐突な政策変更のせいでアメリカの長期金利が低下せ
ずクリスマスラリーが始まりませんでしたが、黒田日銀の唐突な
政策変更は、意外や意外、アメリカ国内のインフレ収束に大いに
貢献して、パウエルFRBが春先に「ピボット(利上げ停止)」出
来る可能性を高めているのです!♪♪
黒田日銀とパウエルFRBは事前に「密室」で示し合わせて、日銀
はFRBの要請に応じて「事実上の金融引き締め」を発表した「疑
い」があるのです。少なくとも「状況証拠」はたっぷりです。
黒田日銀は日本経済や日本国民の生活を犠牲にしてでもアメリカ
国内のインフレ退治に協力しているみたいです。
12月のアメリカ株式市場は引き続き大荒れに荒れ続けることで
しょう。年明けも大荒れに荒れ続けることでしょう。
来年1月31日~2月1日のFOMCや来年3月23日のFOMC
で、FRBが「ピボット(利上げ停止)」を示唆するまで、内外の
株式市場は大荒れに荒れ続けることでしょう。
この大荒れはFRBのピボットを求めての、事実上の「督促相場」
みたいなものです。
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