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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年12月24日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「冬の嵐」が日本で、そして世界で猛威を振るっている。 12月に入り、北極で気圧が高く、日本やアメリカなど中緯度の地域では気圧が低い「負の北極震動」になった。これが顕著になり、北極の寒気が中緯度域に放出。  寒気はアメリカでも。北アメリカ中央部のシカゴ付近では寒冷前線が通過。25日にかけてブリザードの可能性があるという。  また地球温暖化の影響を受け、気温が上がると空気中の水蒸気が増え、かえって雪が多く降り積もる可能性もある。  --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  ディズニー&ジェームズ・キャメロンVS和歌山・太地町&二階俊博 映画「アバター」続編で対立の火ぶたが切って落とされる なぜ日本はイルカ漁に固執するのか? 結局は”利権”目当てか? --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  13年ぶりの「アバター」新作となる、ジェームズ・キャメロン監督作「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が12月16日に公開された。  製作費は、3億5000万ドル〜4億ドル(約490億円〜560億円)ともいわれ、監督自身「映画史上、最悪のビジネスケース」とコメント(1)。“元を取るため“には 「歴代3位か4位の興行収入を上げる必要がある。それが基準で、それでようやくとんとんだ」(2) という。  しかしながら、報道によれば公開直後の週末の北米映画興行収入は、1億3400万ドル(約183億円)と、一部の予想を下回った(3)。  ただ、評論家からの評価は高め。米アカデミー賞の前哨戦ともされるゴールデン・グローブ賞にもノミネート。  本作の見どころは、圧巻のその映像。滑らかな動きを可能にするハイ・フレーム・レート、解像度の高い3D映像、そしてリアルな視覚効果など、前作を遥かに超える映像の限界にチャレンジ。  しかし実のところ、本作の見どころは映像ではない。ジェームズ・キャメロンが作品に込めたものは”反イルカ漁”であり、おのずと日本の捕鯨・イルカ漁を暗に批判している。 目次 ・ジェームズ・キャメロンのメッセージ ・イルカの"知性” ・和歌山・太地町のイルカ漁の実態 結局は“利権”目当てか? ・ジェームズ・キャメロンのメッセージ  本作には、明らかに反捕鯨・反イルカ漁のメッセージが込められている。今作の悪役はクジラ漁の業者を思わせ、劇中で「トゥルクン」と呼ばれる知的生命体は明らかにイルカそのまま。  劇中では、トゥルクンを銛などで狩るシーンはまさにイルカ漁そのままで、描写も生々しく悲劇性に満ちている。  ジェームズ・キャメロン監督自身、気候変動の防止と地球環境保護のため、ヴィーガン(完全菜食をしながら動物性商品を使わないライフスタイル)を10年間実践している。  9日、韓国・ソウルで開かれた記者会見では、監督は、 「ダイバーであり探検家として数千時間を水の中で過ごしてきた。海が好きで、海が私たち人類にどんな意味を持つかをよく知っている」 (4) としたうえで、 「イルカのような動物が無分別な捕獲で消えている。人類がもっと努力しなければならない」

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  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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