元外資系レジェンズ『Team xoxo』あなたに寄り添う投資情報
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12月20日の日銀によるYCC変更の発表は日本初の大きなサプライズを世界のマーケットに与えました。ポジティブなサプライズだったらよかったのに...残念ながら投資家はその影響を織り込みに行くため大きな戦略の変更を余儀なくされました。米国では強めな経済指標が発表されたこともあり世界的にクリスマスラリーとはいきませんでした。さていよいよ今週は2022年最終週。個人投資家人気銘柄が急落していることもありまだまだ波乱がありそうですが餅代稼げるくらいの盛り上がりに期待します。では今週の週刊xoxoスタートです。
来週日曜日は大晦日ですので、週間xoxoは本日が2022年最終号です。今年はTeam XOXOを開始し、新しいつながりが出来たり、メルマガの新人賞をいただいたりと大変お世話になりました。来年も皆さんにとってもより良い1年になりますように。よいお年をお迎えください。
xoxo
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今回のテーマ
1.複雑怪奇米国市場構造を日本も目指すのか? その2
2.2023年に注目されるスケジュールと日米テーマ株
3. 2023年のグローバル株投資の要諦は?
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1.複雑怪奇米国市場構造を日本も目指すのか? その2
不意を突かれたというのはこういうことを言うのだろうか?
12月20日の日銀政策決定会合にてYCCの修正が発表されたことが大きなサプライズとなり一気に金利上昇を織り込む展開となった。
為替は当時137円台から瞬間130円台まで円が買われ、日経平均株価も下落トレンドとなっている。
僕を含めて日本の市場関係者はここ最近の日銀政策決定会合で黒田さんは頑なに現状維持、本格的な金融政策変更は黒田さんの次だろうと予想していた。
そのため今回の発表は大きなサプライズだった。
一方で僕は発表前の週辺りからグロース指数の一部主力銘柄の一般信用枠に株券がないことを不思議に思っていた。実際僕のTwitterで株券がないから海外HFがショートの準備をしているのではないかとツイートしている。
この後にYCC変更が発表されたのだが、もし事前に海外HFがショートを増やしていたならば、彼らのマクロプレーの上手さには感服する。
僕の印象だと外人勢はマクロプレーとコモディティプレーに関して残念ながら日本人投資家と比較してとてもうまい印象だ。
今回もパターンとしては
マクロイベントがお昼休み中に発生
↓
テキストマイニング系(ディレクショナル戦略)アルゴが先物売り
↓
出来高追随系アルゴが先物売り
↓
マーケットメイキング戦略アルゴ参入
というお決まりパターンで先物が動き、後場開始直後からは
アービトラージ戦略アルゴが金利売りメガバンク買い
↓
出来高追随系アルゴがメガバンク買い
↓
アービトラージ戦略がTOPIX買い日経平均売り
↓
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