コアコア2.8%上昇の衝撃
先週末の23日に総務省が発表した11月の全国消費者物価(CPI)は、事前に東京都区部の結果が出ていただけに、ある程度想定できる数字でした。それでも「コアコア」の2.8%上昇は、日銀に大きな衝撃を与えたと推察されます。日銀がこれまで主張してきた「来年にはまた1%台に低下する」とのシナリオが脅かされるためです。
「輸入インフレから国産インフレへ」
日銀がインフレの尺度にしている「生鮮食品を除くコア」でみても、11月は前年比3.7%の上昇となり、2%の物価安定目標をすでに大きく上回っています。それでも日銀は、輸入資源高や円安による輸入インフレの面が強く、来年には原油価格など資源価格の上昇が減衰し、ドル高もいつまでも続かない、として輸入インフレは来年には収まると見ています。
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