Vol.155　日銀が長期金利許容上限を0.25％から0.5％に変更 その影響は？

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」 Vol.155 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ / 2022年12月27日発行 / ◎目次 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ニュース解説 日銀が長期金利許容上限を0.25％から0.5％に変更 その影響は？ ・読者からのご質問の受付について ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ……………………………………………………………………………… 日銀が長期金利許容上限を0.25％から0.5％に変更 その影響は？ 日銀は12/19~12/20に行われた金融政策決定会合において、長期金利の指標となる10年国債の利回りの許容上限を0.25％から0.5％に変更した。 この決定は市場関係者にはサプライズであったようで、10年国債利回りは一時0.46％と7年5か月ぶりの高い水準まで上がり、ドル/円相場は一気に5円ほど円高に振れた。 また発表後、2023年3月物の日経平均先物価格は一気に1,170円安まで下がった。 ◆　なぜこの時期でのサプライズ発表となったのか？ 市場関係者の大方の見方としては、黒田総裁の在任中はYCC（イールド・カーブ・コントロール）の方針は変更しないだろうと見られていた。