「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」
vol.40「情熱は、運命を変える 〜ジョン・レノンとオノ・ヨーコ〜」
【今週の目次】
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1. 成美のつぶやき
└ 大激闘の末にアルゼンチンが王者に!
└ メッシの輝かしい経歴
└ 「神の子」と呼ばれたマラドーナの存在
└ 難病を乗り越えて栄光を手にしたメッシ
└ マラドーナと比較され続けたメッシの苦悩と栄光
2. 情熱は、運命を変える 〜ジョン・レノンとオノ・ヨーコ〜
└ ビートルズと出会った9歳のわたし
└ 大バッシング「ジョン・レノンはビートルズを捨てた」
└ 夫婦で作曲活動を再開
└ ジョンが亡くなった日の衝撃
└ 決別から20年。ポール・マッカートニーとヨーコの和解
└ 日本ツアーの予定が、大麻で、、!?
└ 運命は、わたしをビートルズに引き寄せた
3. 小松成美オススメの○○!
4. お知らせ
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1. 成美のつぶやき
みなさんこんにちは。
2022年もいよいよ終わりを迎えます。文字通り走り回るような何かと忙しい時期で、寒さも極まってきておりますが、健やかにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
今年の11月、12月はワールドカップカタール大会の熱にうなされた日々でした。
12月19日の決勝戦、アルゼンチン代表が36年ぶりの劇的優勝で今大会は幕を閉じます。
ドイツ、スペインを下した日本代表チームの大健闘には心踊らされましたね。ワールドカップ史上に残るプレーの数々と共に、ベスト8進出を賭けながらも悔し涙を呑んだクロアチア戦のPKシーンは記憶に新しいかと思います。
今回は、そのワールドカップ・カタール大会での決勝、アルゼンチン対フランスの戦いと、アルゼンチンの新たな伝説となったリオネル・メッシ選手についてお話ししたいと思います。(サッカーにあまり興味がない方も、この機会にぜひメッシの名を胸に刻んでください。)
大激闘の末にアルゼンチンが王者に!
ワールドカップ・カタール大会の決勝戦、アルゼンチン対フランスの戦いは、延長戦を終えてもなお3ー3で決着がつかず、PK戦までもつれ込む歴史的激闘となりました。
前半戦では前大会の優勝国・フランスに元気がなく、それまでのフランスの強さが全く見られない状況でした。
メッシのPKとアンヘル・ディ・マリア選手のゴールで2点をリードしたアルゼンチンは、後半途中までフランスにシュート1本さえも許さない完璧な試合運びを展開。誰もがこのまま2ー0でリードするアルゼンチンが圧勝すると思っていました。
流れが変わったのはゲームの終わりが見えてきた頃です。フランス攻撃陣にパスが繋がり始め、ランダル・コロ・ムアニがPKを獲得。それまで活躍の機会がなかったエムバベがこれを決めると、その約1分後にもエムバペが立て続けに追加点を奪って同点に追いつきます。
まるで漫画のようなドラマチックな展開です。
2ー2のまま迎えた延長戦後半3分、メッシが値千金の勝ち越し弾を決めアルゼンチンがゴールを決めます。
3ー2でアルゼンチンがリードするも、またもやエムバペのプレーでフランスは土壇場のPKを獲得。エムバペが再び劇的な同点ゴールを決め、延長後半12分、フランスは3ー3に追いつきます。(この時エムバペは、ワールドカップ決勝史上2人目のハットトリックを達成しました。)
120分を戦い3ー3のまま終わったこの試合の勝負はPK戦へ。フランス1人目のエムバペ、アルゼンチン1人目のメッシ、両者PK成功し会場は大いに湧きます。ところがフランスは2人目のコマンと3人目のオーレリアン・チュアメニが失敗し、アルゼンチンは全員が成功。長い激闘の末、PK戦4ー2で36年ぶりの栄冠を手にしました。
試合後の表彰式と優勝セレモニーでは、初めてW杯トロフィーを手にしたメッシが歓喜する様子が全世界に放映され、多くの感動を呼びました。
メッシの輝かしい経歴
これまで様々な記録を塗り替えてきたメッシ。しかし、ワールドカップのタイトルだけがありませんでした。36歳のメッシは、4年後40歳。今大会が最後という覚悟だったでしょう。実際に、メッシが「確実にこれが最後のワールドカップになる」、と明言したとアルゼンチンメディア『ESPN Argentina』も報じていました。
アルゼンチン代表は、昨年メッシの4ゴール5アシストの活躍もありコパ・アメリカを制覇すると、6月に行われたイタリア代表とのフィナリッシマにも3ー0と快勝をおさめ、現在無敗記録連続35回を記録しており、メッシが代表入りして以来、今大会を最も強力で完成度の高いチームとして迎えました。
【リオネル・メッシの輝かしい記録】
2004年:17歳のメッシはバルセロナで最初の出場を果たす。これは当時の最年少記録である。
2005年:18歳でアルゼンチン代表デビューを果たす。ただし、デビュー後2分で、退場の憂き目にあう。
2006年:アルゼンチン代表としてワールドカップに出場。大会史上6番目の若さで初ゴールを奪う。
2009年:チャンピオンズリーグ優勝。大会の得点王になる。バルサを1シーズンで3つのトロフィーに導き、バロンドール(世界年間最優秀選手)を受賞する。
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