アメリカ国内のインフレ収束については、2023年はかなり
希望が持てます。
アメリカ国内では、タカ派・ハト派の垣根を越えて「2023年の
インフレは3~4%へ向かうことは容易」というのが、コンセン
サスになっています。
問題はその先。ハト派は「もう利上げは必要ない」としています
が、タカ派は「2%インフレ目標を達成するために引き続き
高金利政策は必要だ」としています。
FRB内部でも「ハト派」が勢力を巻き戻しています。
インフレ収束の目途がつき始めたので、内外の株式市場は202
3年を通じて上昇することでしょう。
ところが、12月のパウエルFRBは「インフレ収束の目途が立ち
始めれば、市場が喜びすぎて長期金利が低下、株式市場では大型
ラリーが始まってしまい、かえってインフレが収束しなくなり、
FRBはピボット(利上げの停止)ができなくなる」という「大変
なジレンマ」に立たされていました。
そこへ、12月20日に黒田日銀は唐突に「事実上の金融引き締
め」へと政策転換しました。この政策転換は、ジレンマに立たされ
ていたパウエルFRBにとっては、大きな「助け舟」になりました。
黒田日銀のお影で、アメリカ国内の長期金利には穏やかな上昇圧
力が加わり、12月の内外の株式市場は波乱含みです。
この「アメリカ国内の金融情勢の引き締まりと株式市場の波乱含
み」は良いことです。なぜならば、FRBによる「春先のピボット
(利上げの停止)」の可能性が高まるからです。
春先にピボットすれば、アメリカ経済のソフトランディングの可
能性が高まり、内外の株式市場は勢いよく上昇気流に乗ることで
しょう。
2023年の株式市場は「1-3月期」には「二番底」が訪れる可
能性が今から指摘されています。
これは、「可能性がある」というだけで、個人的には「二番底」は
訪れず、株式市場は「乱高下」は続くものの「ほぼ横ばい」なだけ
ではないかと見ています。
もし仮に、「1-3月期」に「二番底」が訪れれば、それは「絶好
の買い場」でしょう。
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2023年末のS&P500の株価目標は、
引続き4,500~4,800ポイントと、「強気」を維持しま
す!♪
2023年末の日経平均の株価目標は、岸田政権が倒れない限り
は、変わらずの2万6,000円前後か???
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