新年の米国景気、金利は上振れの可能性大
米国市場ではホリデー・シーズンを終えた投資家が戻り、新年の投資戦略を練るようになっています。市場参加者の多くは新年の米国経済は景気後退に陥り、FRB幹部の発言を無視するように政策金利のピークは春の4.8%台で、年末までに2回の利下げを織り込んでいます。
しかし、現実の米国景気は市場の予想以上に強く、政策金利のピークは市場予想を上回り、景気後退に陥るとしてもその時期は年後半で、年内の利下げ可能性はほぼゼロと見られます。市場の思惑が外れると、その都度金利上昇、ドル高となり、株価は当初高止まり、半ば以降に大きく下げるリスクがあります。
「インフレ率低下も景気は上振れ」
米国市場をわかりにくくしているのが、インフレ率の低下とGDPの高成長持続が並行していることです。懸案のインフレ率については、10月、11月の数字が市場の予想を超えて低下し、これが当局の利上げペースをかなり減速させると期待させました。
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