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第274号.世代により年金計算が有利になってる意味と、年金が下がらないようにする仕組みの復習。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 今年最後なので、今回は老齢の年金事例からその計算の中身を考えていきたいと思います。 皆さん年末でバタバタしてる頃なので、シンプルな事例で見ていきましょう。 でも非常に重要な箇所であり、多くの人が苦悩するところでもあります。 ーーーーーーーー 1.今から81年前以前生まれの人は国民年金に40年加入できない。 ーーーーーーーー 〇昭和14年4月7日生まれのA太さん(令和4年現在は83歳) ・1度マスターしてしまうと超便利!(令和4年版)何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法。 https://ameblo.jp/mattsu47/entry-12719286156.html ・絶対マスターしておきたい年金加入月数の数え方。 https://ameblo.jp/mattsu47/entry-12649134483.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=7cd95ce704ad47c5b63603dfd93ac9f2 昭和34年4月になると20歳に到達し、そうすると国民年金に加入という考えが現在は一般的ですが、国民年金の保険料支払いが始まったのは昭和36年4月1日からなので、A太さんはまだ昭和34年の時点では何も加入できていません。 昭和36年4月から60歳の前月である平成11年3月までの456ヶ月間を国民年金に加入して、保険料を支払いました。 さて、A太さんは老齢基礎年金はいくら貰えるでしょうか。 一般的には最大480ヶ月加入して、満額の777,800円受給というのが現在の考え方なので、456ヶ月加入のA太さんでは777,800円は貰えそうになさそうですよね。 じゃあいくら貰えるのか計算してみましょう。 ・老齢基礎年金→満額777,800円÷456ヶ月×456ヶ月=777,800円 あれ?480ヶ月支払った人と同じく満額の基礎年金額になりましたね^^; これはどういう事なのか。 計算式を見てみると、分母が456ヶ月となっています。 普通は480ヶ月の分母になりますが、A太さんの分母は456ヶ月となっています。

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