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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年1月1日(日)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- モリの「文章力講座」 ~5~ パラグラフ・ライティング --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 目次 ・パラグラフ・ライティングとは ・なぜパラグラフ・ライティングが必要なのか ・パラグラフ・ライティングのメリット ・パラグラフ・ライティングのやり方 「結論を先に言え」は古代からあった ・パラグラフ・ライティングとは  良い文章を書くためには、「パラグラフ・ライティング」という考えが有効だ。パラグラフとは 「ある一つの主張とそれを支持する根拠を用いて論証された内容を、複数の文で書いた塊をいう。(日本語でいう「段落」は、この限りではない。(1)  「段落」というよりも、ひとつの内容だ。  パラグラフ・ライティングの作法で文章を書くと、明確な文章を書くことができ、構成が整理され、全体がまとまり、段落の中身が整理された文章を書くことができる。  パラグラフは、「序論」「本論」「結論」により構成。  序論では、”つかみ”ともいえる読者に対して、注意を引き付けるエピソードから始めてもよいが、重要なのは、全体の主題(2)。全体の主題をはっきりさせることを心がける。  本論では、主題を検証するにあたり必要な内容を加える。「比較」や「対比」をしたり、問題を「定義」したり、「過程」や「状況」を記述したりする(3)。いずれにせよ、事実関係をうまくまとめる。  結論の部分では、主題を再確認したり、論証に基づく意見や示唆、予測などを述べ、全体を締めくくる(4)。 ・なぜパラグラフ・ライティングが必要なのか  パラグラフは、アウトラインの基本となるもの。1つのパラグラフでは、基本的に1つのトピックについてしか記述することはできない。  パラグラフはまた、そのパラグラフで最も大切な要素を記述した「トピック・センテンス」と呼ばれる主題文と、主題文の内容を詳しく述べる「サポーティング・センテンス)とで構成される(5)。  パラグラフは、日本では基本的に「段落」と訳されるは、実際には少し意味が異なる。  日本の学校現場では、小学生のころから「文章を書くときには、段落を作りましょう」と教えられる。しかし段落をつくるための”細かいルール”は教えられてこなかった(6)。  対してパラグラフ・ライティングにおけるパラグラフには、ルールがある。それは、「一つのパラグラフには一つのトピックしか書いてはならない」というもの。  第一に、主題文では、このパラグラフにおいて「一番重要なもの」を書く。第二に、支持文では、先に主題文で示された内容について詳しく記述する。  この関係性のもと、一文一文が主題文と密接に関係し、支持文同士も意味を持つように。  さらに必要な場合には、末尾に「まとめの支持文」を設け、パラグラフに書かれた内容をさらにまとめる場合も。 ・パラグラフ・ライティングのメリット  パラグラフ・ライティング最大の利点は、主題文をたどるだけで文章の大筋をつかめるということ(7)。それぞれのパラグラフの冒頭に、内容を示す主題文が位置するからである。  そのため、読者は主題文をそれぞれたどるだけで、文章の全体を把握することができる。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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