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「世界経済・市場花だより」第601号 気力に乏しく年末最終週が終わった/米経済統計などをにらむ展開

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
******************************* 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」  ******************************* 第601号(2023/1/1) 気力に乏しく年末最終週が終わった/米経済統計などをにらむ展開 この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。 ※ 馬渕も執筆を一部担当させていただいている、PHP総研「2023年版PHPグローバル・リスク分析」が、公開されました。 https://thinktank.php.co.jp/policy/7781/ 上記リンクから、無料で登録などもなしに、どなたでも読むことができます。ご参考になれば幸いです。 ※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。 1/7(土)札幌(7/20) 1/14(土)名古屋(6/20) 1/28(土)浜松町(10/30) 2/4(土)大阪(8/18) 2/11(土)横浜(6/20) 2/18(土)ウェブ(2/150) セミナーのスケジュールは、 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。 なお、3月以降の自主開催セミナーのスケジュールは、1月後半には決定する予定です。しばらくお待ちください。 上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。 静かにこっそり(笑)セミナーの日程を追加することもありますので、お手数ですが、時折上記リンク先をご確認ください。 ☆過ぎし花~先週(12/26~12/30)の世界経済・市場を振り返って <気力に乏しい相場付きで、2022年最終週が終わった> (まとめ) 2022年最終週の世界市場は、大きく方向感が表れることとはならず、主としては上下動に終始しました。またそうした市況の動きを明確な材料が支持していたわけではなく、売られれば買われ、買われれば売られる、という域を出ていなかったように思われます。 為替市場ではやや円高気味の週となり、その背景要因は様々に報じられていますが、アルゴリズム取引などが機械的に円買いを行なった、という説が説得性が高いように考えます。 (詳細) 先週(年内最終週)の世界市場は、元々売買高が盛り上がりにくく、少しの売り買いで市況が変動しやすい時期だ、ということもあって、材料とは無関係に、方向感の乏しい上下動に終始しました。 株式市場全体の動きのみならず物色動向をみても、米IT株が上下動しても、特に上昇についても下落についても腑に落ちる要因があったわけではありません。日本株でも、日銀の金融政策変更による金利上昇を嫌気して先々週途中まで売られた不動産株が、リバウンド後の先週も特に材料なく戻った日があったり、インバウンドをはやして買われた百貨店株が反落する局面があったりと、物色の腰が定まらない感もありました。 米長期金利は上昇気味でしたが、金利を押し上げるような新しい材料が表れたとも考えられず、一時の金利低下の反動のように思われます。 為替市場では先週は円高気味となり、日銀が物価見通しを上方修正する、という観測報道から、一段と金利水準の上昇を容認するという思惑が膨らんだからだ、という解説を目にします。ただ、日銀はこれまでも何度も物価見通しを変えてきているため、そうした解説は(確かに金融政策が変更された直後で、金利の先行きが意識されやすい状況ではありますが)やや今さら感があります。

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